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On the Production
by 井口健二
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■第22回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 最初は、第19回の“Batman vs.Superman”、第20回の
“Alien vs. Predator”に続いて、またもやシリーズ合体
の話題で、今回はニューラインから“Freddy vs.Jason”の
計画が正式に発表された。                  
 この作品は題名の通り、『エルム街の悪夢』のフレディ・
クルーガーと、『13日の金曜日』のジェイソン・ボーヒーズ
が対決するというものだが、実は元々はパラマウントでスタ
ートした『13金』シリーズが、89年の“Part VIII”の後で
第1作を手掛けたショーン・S・カニンガムに企画が買い戻
され、製作会社が『エルム街』を抱えるニューラインに移さ
れてからずっと噂されていたものだ。従って今まで紹介した
各作品の中では最も古くから計画されていたことになる。 
 因に、それぞれのシリーズの歴史を辿っておくと:   
 先にスタートしたのは『13日の金曜日』で、まず80年にカ
ニンガム監督による“Friday the 13th”が登場、81年、82
年にスティーヴ・マイナー監督による“Part 2”(Part
2)、“Part 3”(Part3)が続き、84年にジョセフ・
ジトー監督による“The Final Chapter”(完結編)が登場
する。しかし85年にダニー・スタインマン監督による“Part
V: A New Begining”(新・13日の金曜日)が公開され、さ
らに86年にトム・マクローリン監督による“Part VI: Jason
Lives”(Part6ジェイソンは生きていた)、88年にジ
ョン・カール・ビークラー監督による“Part VII: The New
Blood”(Part7新しい恐怖)、89年にロブ・ヘダン監
督による“Part VII: Jason Takes Manhattan”(Part
8ジェイソンNYへ)が公開される。ここまではパラマウン
トが製作した。                    
 そして製作権がニューラインに移り、93年にアダム・マー
カス監督による“Jason Gose to Hell: The Final Friday”
(ジェイソンの命日)が公開され、日本では今年公開された
01年製作の“Jason X”(ジェイソンX)で9年ぶりにジェ
イソンが復活したものだ。なお、ニューラインに移ってから
は、題名から“Friday the 13th”が取れている。     
 一方、『エルム街の悪夢』は、84年ウェス・クレイヴン監
督による“A Nightmare on Elm Street”でスタートした。
そして85年ジャック・ショルダー監督の“Part 2: Freddy's
Revenge”(フレディの復讐)、87年チャック・ラッセル監
督の“Part 3: A Dream Warriors”(惨劇の館)、88年レ
ニー・ハーリン監督の“Part 4: The Dream Master”(ザ
・ドリームマスター最後の反撃)、89年スティーヴン・ホプ
キンス監督の“Part 5: The Dream Child”(ザ・ドリーム
チャイルド)と続き、90年にレイチェル・ターラレイ監督に
よる“Freddy's Dead: The Final Nightmare”(ザ・ファ
イナルナイトメア)が公開されてシリーズは完結した。     
 ところが、94年再びクレイヴン監督による“Wes Craven's
New Nightmare”(ザ・リアルナイトメア)が登場。しかし
この作品は第1作の撮影を再現しつつ、現実の世界とフィク
ションの世界とを交錯させたもの。長年のファンへのプレゼ
ントのような感じで、ある意味ではクレイヴンによる作品へ
の鎮魂歌のようなものだと思われた。          
 つまりこの時点では、すでにニューラインによる『13金』
の新シリーズが始まっていた訳で、多分今回の“Freddy vs.
Jason”の計画も企画がスタートしていたと考えられる。そ
こでそれらのことも踏まえて、クレイヴンが自ら生み出した
シリーズに最後の鼻向けをしたのではないかと思えるのだ。
また、その後クレイヴン監督は、『スクリーム』シリーズに

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09月01日(日)
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