ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■ジェイソンX+ミーン・マシーン+カット!+スズメバチ
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介します。       ※
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『ジェイソンX』“Jason-X”              
スプラッターホラーの代表作の一つ『13日の金曜日』のシリ
ーズ第10作。                     
と言っても、80年に第1作が発表されてから1、2年と置か
ずに続いていたシリーズが、前作の公開が93年ということは
9年ぶりの復活となったものだ。            
という訳で、この9年間ジェイソンは何をやっていたのか、
ということになるのだが、これがあっと驚きの冷凍保存で、
ついでに物語は、一気に400年後の未来へと行ってしまうの
だ。                         
一応、物語の発端を紹介しておくと、シリーズの都合上不死
身という設定になってしまったジェイソンには死刑の判決も
無意味となり、確実に殺せる時代が来るまで冷凍保存するこ
とが決定される。                   
しかし手違いで、ジェイソンの冷凍は行われるものの、一緒
に女性の研究者も冷凍され、さらに他の関係者が全滅したた
めに、その出来事自体が忘れ去られてしまう。      
そして400年後、今や人の住めなくなった地球に研究班が降
り、冷凍状態の2人が回収されるのだが…。       
この後の物語は、第2の地球に戻る宇宙船の中で勝手に解凍
したジェイソンが、『エイリアン』張りの恐怖をまき散らす
ことになる、というものだ。              
ところが、宇宙船を脱出しなければならなくなったときに、
解凍された女性が「転送ビームはないの?」と発言した辺り
から、おや?という感じになり、後は万能のアンドロイドが
活躍したり、ホロデッキ(ヴァーチャル装置)が登場したり
と、ほとんど『新・スタートレック』のパロディ。    
とは言うものの、随所にスプラッターシーンは有るが…。 
製作総指揮のショーン・S・カニンガムは第1作の監督から
ずっとシリーズに関わってきた人で、その愛情が込められて
いると言うか、バイオ装置でジェイソンを新たな姿に変身さ
せてみたり、ホロデッキでクリスタルレイクの湖畔を再現し
て大暴れさせるなど、お楽しみも盛り沢山で面白かった。 
                           
『ミーン・マシーン』“Mean Machine”         
身を持ち崩した元イングランド代表チームのキャプテンだっ
た男が、収監された刑務所で看守相手のサッカー試合に挑む
というイギリス映画。                 
このストーリーから、おやと思う人もいるかも知れないが、
実は本作は74年にロバート・オルドリッチ監督、バート・レ
イノルズ主演で映画化された『ロンゲスト・ヤード』からイ
ンスパイアされた作品。そのことは初めのタイトルにも明記
されている。                     
オリジナルは、アメリカンフットボールの花形選手だった男
が主人公で、それを実際にカレッジ時代に選手だったレイノ
ルズが演じたものだが、本作の主演のヴィニー・ジョーンズ
も元プロサッカー選手だったということで、披露されるテク
ニックは中々なものだ。                
それにしても、アメリカ映画がイギリス映画になって、アメ
フトからサッカーに変わるというのは判りやすい。そして試
合のシーンは、さすがサッカー母国イギリスの作品らしくル
ールの解釈は正確だし、ゲーム展開も理に叶っていて見てい
て気持ち良かった。                  
といっても、その試合が囚人たちにとって日頃のうっぷんを
晴らすものであることには変わり無く、かなりえげつないプ
レーの続出となるのだが、それでも何となく納得できるもの

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08月02日(金)
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