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On the Production
by 井口健二
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■第19回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 まずは、ちょっと期待が膨らむこの情報から。     
 ワーナーで長らく中断している『スーパーマン』と『バッ
トマン』の両シリーズについて、これらを合体した“Batman
vs.Superman”という作品をウォルフガング・ペーターゼン
の監督で製作する計画が発表された。この計画ではすでに、
『セブン』のアンドリュー・ケヴィン・ウォーラスの脚本も
契約されており、04年夏の公開に向けて製作が準備されてい
るということだ。なおペーターゼンとワーナーでは、前々回
紹介のSFシリーズ“Ender”の計画が先に発表されている
が、この状況では今回の作品が先行することになりそうだ。
 一方、ワーナーからは、J・J・エイブラムス脚本、『チ
ャーリーズ・エンジェル』のMcG監督で“Superman”の復
活作。また、フランク・スタック脚本、『π』のダレン・ア
ロノフスキー監督で、“Batman: Year One”の計画がすで
に発表されているが、これらの計画はそのまま進められると
いうことで、今回の計画は、それらのシリーズ復活の前祝い
的な作品になるようだ。                  
 とは言え、この作品の出演者がそのまま復活シリーズの出
演者になることは当然考えられることで、その辺りの選考も
気になるところだ。これに関してペーターゼンの発言では、
「スーパーマンにはマット・デイモンが希望」のようだが、
これはあくまでも希望ということで、さてどうなることか。
これに対してバットマンの主演者に関する発言は無かったよ
うだが、こちらはジョージ・クルーニーで決まりなのだろう
か。だとするとアロノフスキー監督の“Batman: Year One”
は若き日のバットマンの物語だということなので、出演者は
変更になる可能性も有りそうだ。            
 また関連でこちらはちょっと残念なニュースだが、『バッ
トマン』からスピンオフされる計画の“Catwoman”で期待さ
れていたアシュレー・ジャドの主演がキャンセルされたよう
だ。降板の理由はスケジュールの調整ができなくなったとい
うことだが、映画の方も直ちにということでもなくなってい
るようなので、その内スケジュールの調整もつくようになる
かも知れない。差し当たって代役の発表はないようだ。  
        *         *        
 お次はファン待望と言うか、計画が発表されてからすでに
6年が経っていると言われるジョン・グリシャム原作“The
Runaway Jury”の撮影が、9月16日に開始されることが発
表された。                       
 この作品は、『ザ・ファーム』や『ペリカン文書』などの
ベストセラー作家グリシャムの同名の原作を映画化するもの
だが、実は、96年にやはりグリシャム原作の『評決のとき』
を映画化したニュー・リジェンシーとワーナーが、1,500万
ドルという当時最高額の契約金で映画化権を獲得。前作と同
じジョエル・シュマッチャーの監督、出演者には、エドワー
ド・ノートン、ショーン・コネリー、グウィネス・パルトロ
ウという布陣で映画化が発表されていた。        
 ところが翌年になって、シュマッチャーとコネリーの間で
意見の相違が表面化。これを切っ掛けに、ノートンが『ファ
イト・クラブ』に引き抜かれるなど、計画は多難を極める。
これに対してニュー・リジェンシーでは、監督にアルフォン
ソ・クワロンや、フィリップ・カウフマンらを招請するが、
いずれも途中で降板。さらに共同製作のワーナーも離脱を発
表して、遂に計画は空中分解してしまった。       
 しかし諦めないニュー・リジェンシーは、昨年新たにマイ

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07月15日(月)
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