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On the Production
by 井口健二
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■第13回+スパイダー、ノット・ア・ガール、アトランティスのこころ、ザ・ワン、ナショナル7
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。 ※
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最初に記者会見の報告から。
4月5日に5月公開の『スパイダーマン』“Spider-Man”
のプロモーションで、サム・ライミ監督と主演の3人及び製
作者2人の記者会見が開かれた。実は、当初の予定ではその
前日に本編の完成披露試写が行われるはずだったが、映像が
完成していないという理由で特別映像のみの上映となった。
従って記者会見といっても本編を見ないでは質問もし辛い訳
で、僕はいつものように聞いていただけになってしまった。
そんな中で、今回は製作者にビル街を跳び回るシーンの撮
影方法について質問した人がいて、僕はこの質問に興味を曳
かれた。この質問に対して製作者はグリーンスクリーンの合
成とか何とか、常識的なことを話していたのだが…。すると
突然監督のサム・ライミが、「スチル写真とムーヴィのプレ
ートをCG化して使っている」と発言したのだ。
確かに質問者の意図もそこにあって、それぞれに付いてい
た通訳の問題もあったのかも知れないが、監督が相手の意図
を汲んで技術的な質問にずばり答えたのには驚いた。実際、
映像が完成していないのに監督が日本に来てしまっていると
いうことに危惧を感じていた面もあったのだが、こういう発
言のできる監督がやっているなら、このシリーズも安心して
見ていられそうだという感じがしたものだ。映像の完成云々
というのは、多分純粋に技術的な問題だけなのだろう。
前日に上映された特別映像の出来も良かったし、これは好
い線に行けるかも知れないという感じがした。
* *
後は製作情報を紹介しよう。
まずは続報で、前回紹介したクェンティン・タランティー
ノ監督の“Kill Bill”で、当初から報告されていたウォレ
ン・ベイティの配役が、デイヴィッド・キャラダインに変更
されることになった。
この作品でベイティが演じる予定だったのは、タイトルロ
ールのビル。実はタランティーノは、ユマ・サーマンの主人
公と共に、このビル役も最初からベイティを念頭に置いて脚
本を書いていたというのだが、最終的に出来上がった脚本の
イメージがベイティと合わなくなってしまっていたそうだ。
そこでタランティーノとベイティが会食して方針を検討、
その席でベイティから「何故、デイヴィッド・キャラダイン
を使わないんだ?」という発言が飛び出し、元々タランティ
ーノがキャラダインのファンだったこともあって直ちに交渉
の結果、キャラダインの出演が決定したということだ。
因にキャラダインは、70年代に放送されたテレビシリーズ
『燃えよ!カンフー』の主演で知られ、タランティーノはそ
の頃からのファンだったそうだ。
またビルという役柄は、サーマンが演じる主人公を裏切る
敵役ということだが、今回の情報では、このビルが刺客とし
てダリル・ハナとルーシー・リューをサーマンに差し向ける
のだそうだ。ということは、以前からの情報と総合すると、
少なくともこの内のハナは寝返るということになりそうだ。
撮影は6月の開始の予定で、具体的にロサンゼルスと、メ
キシコと、東京、北京で撮影されることになっている。
* *
ついでにもう1本続報で、4月15日撮影開始の“T3: The
Rise of the Machines”の配役で、新たにソフィア・ブッ
シュという女優の出演が発表されている。彼女の役柄はケイ
ト・ミラーという名前で、職業は病院の職員、ジョン・コナ
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04月15日(月)
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