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On the Production
by 井口健二
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■第7回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 今回はまずこの話題から、1月8日に『ハリー・ポッター
と賢者の石』の日本での大ヒットを記念して、第2作を撮影
中のロンドン郊外リーヴスデン・スタジオと東京のホテルを
衛星回線で結んで、主演の若手俳優3人と、監督、プロデュ
ーサーによる記者会見が行われた。           
 因に日本での興行成績は、公開28日間で 100億円を突破。
これは『千と千尋の神隠し』の出足を上回っているというこ
とだ。そして会見の出席者には「大入り」の記念品としてシ
リアルナンバー入りの置き時計が配られた。案内状には「ポ
ッターからのお年玉があります」とあり、「百味ビーンズ」
でも貰えるのかと思っていたが、大違いだった。     
 ということで会見の内容だが、会見はまず主演の3人がそ
れぞれ「アケマシテオメデトウゴザイマス」と日本語で挨拶
したのに始まり、最初は他愛もない質問が続いたが、僕が注
目したのはやはり第2作に関する発言からだ。      
 その中で、ポッター役のダニエル・ラドクリフは「第1作
はオブザーバー的だったが、第2作ではより自発的になる」
と言い、ハーマイオーニ役のエマ・ワトスンは「フレンドリ
ーになる」ということだが、ロン役のルパート・グリントは
「ジニーが入学してくるのでその世話をする」と言って笑わ
せてくれた。なお3人の印象は、ラドクリフは声変わりして
いるせいもあるのか終始口ごもりがちでシャイ、ワトスンは
何にでもはきはきと答えて活発な感じ、グリントは発言の度
にcoolの連発でやんちゃっぽく、物語の3人そのままという
感じだった。                     
 続いてクリス・コロンバス監督の発言では、第2作はより
ダークでアドヴェンチャラスになるということ、またCGI
に関しては、クディッチのシーンがよりスピーディーで見応
えのあるものになるということだった。         
 一方、第1作でMrピーヴスが登場しなかったことについて
の質問が出たが、これについてコロンバスは、シークェンス
の撮影はしたが、ピーヴスのデザインにどうしても満足でき
ず、最終的に全部カットしたということだ。しかしその後に
満足できるデザインが出来上がったということで、第2作に
は登場させるということ。また第1作についても将来発売さ
れるDVDや再公開の時には、新しいデザインのピーヴスを
登場させて完全版を出したいということだった。また原作を
完全に映画化するには6時間掛かるとも言っていたが、それ
を実現したいような口振りでもあった。         
 それから原作者のJ・K・ローリングに関しては、「最高
のコラボレーションだ」ということで、物語に関するどんな
質問にも完璧に答えてくれるということだが、実はいくつか
の問いに関しては「それはbook 7に関わることだから」と言
って回答を拒否されたそうだ。そしてあるとき、スネイプ先
生役のアラン・リックマンがちょっと奇妙な演技をし、なぜ
そんな演技をしたのかという問いに対して「book 7を読めば
判る」と答えたのだそうで、スタジオではこの「book 7」と
いう言葉が流行りになっていたようだ。         
 以上、中継はリーヴスデン・スタジオのホグワーツの大広
間のセットから行われたが、最後にコロンバスの指示でカメ
ラが周囲を写して見せ、天井の照明が写ったときに「魔法の
天井は今は働いていない」と言ったのが良い感じだった。 
         *       *         
 お次は年明けで、いろいろ統計や各賞の下馬評なども出始
めているのでその話題を紹介しよう。          

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01月15日(火)
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