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On the Production
by 井口健二
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■第5回+囁く砂、グレーマンズ・・・、バスを待ちながら、バニラ・スカイ
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。 ※
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前回は“Charlie's Angels”の情報を紹介したが、今回も
最初に、往年のテレビシリーズの劇場版リメイクの計画につ
いて、善し悪し含めていろいろな情報から紹介しよう。
まずは、65年から71年まで続いたコメディシリーズ『00
12捕虜収容所』“Hogan's Heroes”のリメイク計画に動き
が出てきたようだ。
お話は、第2次世界大戦中のドイツ領内の捕虜収容所を舞
台にしたもので、比較的前線にあるこの収容所は、なぜか脱
走者が一人もいないというのが所長の自慢の種なのだが…。
その実体は、ホーガン率いる連合軍の部隊が地下に秘密基地
を設けて、スパイ活動などで後方から送られてきた兵士を連
合軍の領内に安全に逃がすための中継所となっている。そし
てシリーズでは、毎回秘密を守るためとドイツ軍をおちょく
るためのいろいろな作戦が展開されるというもの。因みに邦
題の『0012』というのは、当時放送したのが東京12チャ
ンネル(現テレビ東京)だったために付けられたものだ。
このシリーズを映画化する計画は、以前からワーナーやパ
ラマウントなどで進められ、当時はメル・ギブスンが主人公
のホーガンを演じるというのが有力情報として流れていた。
しかし現在レヴォルーションで進められているこの計画で、
ラッセル・クロウの主演が急浮上してきたということだ。
オリジナルに主演したボブ・クレインは、78年に強盗に襲
われて不慮の死を遂げているが、元々はDJとしても鳴らし
たというタレントで、最近伝記映画が製作されるなど注目を
浴びてきている。ということでその風貌はファンには印象深
いものがある訳だが、どちらかというと鰓の張った風貌で、
従ってギブスンもクロウも大体その系統の顔立ち俳優が選ば
れているようだ。
製作状況は、すでにショーン・コネリー主演の『ネバーセ
イ・ネバーアゲイン』や『ザ・ロック』などを手掛けたディ
ック・クレメントとイアン・ラ・フレネイスのコンビによる
脚本が執筆されており、後は監督が決まればという段階にな
っているようだが…。
* *
お次は66年から67年に掛けて放送されたアクションシリー
ズ『グリーン・ホーネット』“Green Hornet”の計画で、過
去10年近くこの計画を進めていたユニヴァーサルが、ついに
断念を発表した。
このシリーズは、元々はラジオ放送でスタートしており、
リムスキー・コルサコフの「熊ん蜂の飛行」の音楽に乗せて
ホーネットと空手の達人のカトーが活躍するヒーローアクシ
ョン。世間的にはホーネットは犯罪組織の一員ということに
なっているが、実はそれを隠蓑にして犯罪を暴くことを使命
としており、その秘密を知るものは数少ないという設定。従
って事件を解決した後も、警察にも捕まらないようにしなけ
ればならないという2重の構造になっている。
そしてこのシリーズをリメイクする計画では、一時はジョ
ージ・クルーニーとジェット・リーの共演という情報も伝わ
っていて、01年には『ユージュアル・サスペクツ』でオスカ
ー脚本賞を受賞したクリストファー・マカリーと契約して準
備が進められていたのだったが、この脚本の完成をリーのス
ケジュールに合わせることが出来ず、結局この撮影が流れた
ためにユニヴァーサルとしては、準備に1000万ドルを費やし
たこの計画に終止符を打つことになったものだ。
ということでオープンになった計画だが、実はその直後か
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12月15日(土)
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