ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460444hit]
■第4回+スパイ・キッズ、恋ごころ、スパイ・ゲーム、息子の部屋、アザーズ、マルティナの海、ヘドウイッグ
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。 ※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
最初はリメイクの情報で、往年のB級ホラー映画作家の作
品をシリーズでリメイクする新たな計画が発表されている。
アメリカではすでに、ロバート・ゼメキスとジョール・シ
ルヴァらが、60年代に活躍したウィリアム・キャッスルの作
品をリメイクするダークキャッスルを設立し、ここからは01
年にも60年に製作された“13 Ghosts”のリメイクが発表さ
れているが、今度はヨーロッパから、60〜70年代にイタリア
で活躍したマリオ・バーヴァの監督作品13本をリメイクする
権利が、ロサンゼルスに本拠を置くキスメット・グループと
契約され、その第1作として、72年製作の“Baron Blood”
をリメイクする計画が発表された。
バーヴァは、キャッスルと同じ14年の生まれで、最初はカ
メラマンとしてイタリア映画界入りしたが、60年の『血ぬら
れた墓標』から長編監督として活躍を始め、77年の“Baby
Kong”まで、僕のチェックした範囲では17本の監督作品があ
るようだ。そして80年、その前年に後継者ともいえるダリオ
・アルジェント監督の『インフェルノ』の特殊効果を手掛け
たのを最後にこの世を去っている。しかしアメリカでは、ウ
ェス・クレイヴンやクェンティン・タランティーノらにも影
響を与えたと言われ、最近特に再評価が進んでいたようだ。
そこでキスメットでは、先にインターナショナルメディア
との共同で、イタリアのプロデューサー、アルフレッド・レ
オーネが持つバーヴァ作品のリメイク権を獲得、さらにこれ
にセヴンアーツ・ピクチャーズが資金面で参加して今回の計
画発表となっている。なお、今回計画の発表された“Baron
Blood”は、日本では『処刑男爵』の題名でヴィデオリリー
スがあるようだが、ジョセフ・コットンとエルケ・ゾマーの
主演で、貴族の男のリインカーネイションを巡る物語。紹介
記事ではサディスティックな描写があるということだが、公
開当時のレイティングはPGになっている。
今回の計画の詳細は不明だが、キスメットとセヴンアーツ
では、先にサミュエル・L・ジャクスン、ミラ・ジョヴォヴ
ィッチ共演の“No Good Deed”などの作品も手掛けており、
実績のある会社なので期待ができそうだ。因に、“No Good
Deed”の日本配給はGAGAが契約しているということで、出来
たら今回のリメイク作品もお願いしたいものだ。また今回の
発表でキスメットは、アルフレッド・レオーネから、バーヴ
ァ監督作品以外にも同時期にイタリアで製作されたホラー、
SF、冒険映画など14本のリメイク権を獲得したということ
で、正直言ってB級どころかC級の作品も多いイタリアSF
だが、現代のVFXを駆使して面白い作品を期待したい。
* *
リメイクの次は続編の情報で、ソニー傘下のコロムビアか
ら95年に公開された『ジュマンジ』の続編が製作されること
になるようだ。
実はこの計画は、第1作の公開直後から検討されていたも
のだが、前作を受け継ぐ物語をどのようなものにするかでな
かなかまとまらず、最近では00年8月に『ビッグ・ママス・
ハウス』の脚本家のドン・ライマーが契約して脚本の改訂が
行われているとの発表があったものの、その後の情報は跡絶
えていた。なおこのときの情報で、当時考えられていた物語
は、大洋に沈んでいたゲーム盤を副大統領が釣り上げ、これ
によってまたまた大混乱が始まるというものだったようだ。
ところが最近になって、原作者で前作の脚色も務めた絵本
作家のクリス・ヴァン=オールズバーグが続編となる新作を
[5]続きを読む
12月01日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る