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On the Production
by 井口健二
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■ラ・ヨローナ、神と共に、オーファンズ・B(二宮金、鉄道運転士、凪待ち、ゴールデンR、北の果ての、ある町の高い、カニバ、ピアッシング)
子、渡辺裕之、六平直政、伊嵜充則、石井正則、螢雪次朗、
斎藤洋介、遠山景織子らが脇を固めている。脚本と監督はド
キュメンタリー出身で、1988年の『土呂久公害70年』という
作品が毎日映画コンクールグランプリを受賞した松村克弥。
公開は6月22日より、全国ロードショウ。)

『カニバ パリ人肉事件38年目の真実』“Caniba”
(2015年『モンタナ最後のカウボーイ』『ニューヨークジャ
ンクヤード』『マナカマナ雲上の巡礼』の諸作が公開された
ハーヴァード大学感覚民族誌学研究所所属のヴェレナ・パラ
ヴェル、ルーシァン・キャスティーヌ=テイラー両監督が、
1981年、パリで起きた猟奇事件の犯人の今に迫った作品。当
時32歳の日本人留学生がクラスメイトのオランダ人女性を射
殺し、人肉を食べたという事件。しかしその犯人は心神喪失
という理由で不起訴となり、2年後に日本に送還された。そ
れから年月が経ち、脳梗塞や糖尿病を患う男は弟の介護を受
けながら生きている。そんな男が様々なことを語り、自身が
描いた再現漫画、出演した再現アダルトヴィデオなどと共に
映し出される。しかも男は自身の犯行を肯定し、何ら罪の意
識も持たない。ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門・審
査員特別賞受賞作品。公開は7月12日より、東京はヒューマ
ントラストシネマ渋谷他で全国順次ロードショウ。)

『ピアッシング』“Piercing”
(2018年11月11日題名紹介『ファースト・マン』などのクリ
ストファー・アボット、2013年10月26日「東京国際映画祭」
で紹介『ザ・ダブル/分身』(公開題名『嗤う分身』)など
のミア・ワシコウスカ共演で、村上龍の同名小説の映画化。
殺人願望に取り憑かれた男が出張の名目で宿を取り、娼婦を
呼んで犯行を計画。その準備の様子や妄想も混じる自演のリ
ハーサルなど、作者のリビドーそのものという感じの物語が
展開される。正直に言って自分なら表には出せないような恥
ずかしい物語だが、それを出すことで海外でも評価されてい
るのだろう。直上の作品と同じ日に観て、何ともはやという
感じにも囚われた。脚本と監督は、2016年“The Eyes of My
Mother”という作品でファンタ映画祭の受賞を果たしている
ニコラス・ペッシェ。本作が第2作だが、次回は『呪怨』の
ハリウッド版リブートになるそうだ。公開は6月28日より、
東京は渋谷シネクイント他で全国順次ロードショウ。)
を観たが、全部は紹介できなかった。申し訳ない。

04月21日(日)
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