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On the Production
by 井口健二
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■エンダーのゲーム、リディック/GB、仮面ティーチャー、大人ドロップ、ハンガーゲーム2、神さまがくれた娘、くもりときどきミートB
でもこういう物語は何度見ても心が洗われるし、展開には多
少はインド特有の部分もあったりして、結局のところは許し
てしまえる作品になっているとも言える。
それに、ニラー役の2006年生まれサーラー(配役表ではベイ
ビー・サーラーとあるが、インド映画では子役にベイビーと
付けるのが通常なのだそうだ)の演技は、正にベテランも子
役には勝てないという感じだった。未来のダコタ、あるいは
エル・ファニングの誕生を見られた感じだ。
公開は、2月15日から東京は渋谷ユーロスペースとシネマー
ト六本木にて。大阪は3月にシネマート心斎橋で予定され、
以後全国順次ロードショウとなる。

『くもりときどきミートボール2
            〜フード・アニマル誕生の秘密』
        “Cloudy with a Chance of Meatballs 2”
2009年公開の前作の時は、試写の案内が来なくて紹介ができ
なかった。しかし後日に東京銀座のソニービルに寄ったら、
上層階のハイビジョンシアターで3D上映が行われており、
そこで鑑賞できたものだ。その作品の続編。
物語の舞台は、昔はオイルサーディンの缶詰で栄えたとされ
るスワロー・フォール島。しかし今はその面影もなく、島民
たちは倒産した缶詰会社が遺したサーディンを食べて処理す
る毎日だった。
そんな島で暮らす主人公は幼い頃から発明家を夢見ていた。
でも彼の発明品は皆に迷惑を掛けるばかり。しかし新発明は
水から食べ物を合成するマシンで、それはサーディンを食べ
飽きた島民に最高の贈り物になるはずだった。
ところがそのマシンが暴走して島を大混乱に陥れる。そして
その混乱を何とか修復したのが前作でのお話。その功績で、
主人公が世界の発明家を集めた企業に招かれるところから続
編は始まる。
一方、企業は島民を退去させて島の復旧も進めていた。こう
して主人公にも島にも平穏が訪れたかに見えたが…。実は、
主人公が止めたはずのマシンが再稼働し、島に新たな脅威が
訪れる。
その脅威を調査し食い止めるため、主人公と前作の仲間たち
は再び島に向かうことになる。
監督は、前作や、2012年9月紹介『モンスター・ホテル』の
ストーリーボードを担当したクリス・パーンと、2001年11月
紹介『シュレック』などシリーズ最初の3部作のストーリー
に参加していたコディ・キャメロン。
また脚本は、前作の脚本・監督を務めたフィル・ロードとク
リス・ミラー、それにテレビ『サウスパーク』などのエリカ
・リヴィノヤの原案に基づき、リヴィノヤと2011年9月紹介
『モンスター上司』などのジョン・フランシス・デイリー、
ジョナサン・M・ゴールドスタインが執筆している。
因に本作の元々のお話はジュディ・バーレット(文)とロン
・バーレット(絵)の絵本に基づくが、映画のストーリーは
独自のものになっている。
前作では食べ物が巨大化して、それは夢のような世界が繰り
広げられたが、本作ではその食べ物が動物となって、さらに
魅力的な夢の世界が展開される。
食べ物を擬人化するというのは、結局食べ物ということで、
まあ大人の目から見るといろいろ問題はあるが、お子様向け
には正に夢の物語だ。そんな夢の世界で主人公たちの冒険が
繰り広げられる。
公開は12月28日から、全国一斉の2D/3Dロードショウと
なる。

12月08日(日)
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