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On the Production
by 井口健二
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■アンタッチャブルズ、キング・オブ・M、ヒステリア、ロイヤル・アフェア、旅立ちの島唄、セデック・バレ、ヒッチコック、恋する歯車
殺すのよ」。こうして企画を進め始めた夫妻だったが、それ
は思わぬ障害にぶつかり続けて行く。それでも自宅の大邸宅
を抵当に入れてまでの、自費での製作が開始される。
これに主演女優のジャネット・リーやヴェラ・マイルズ。主
演男優のアンソニー・パーキンス。さらには敏腕エージェン
トのルー・ワッサーマンまで絡んで、すったもんだの舞台裏
が描かれる。
共演は、リー役にスカーレット・ヨハンソン、マイルズ役に
ジェシカ・ビール、パーキンス役にジェームズ・ダーシー。
さらにダニー・ヒューストン、トニ・コレット、マイクル・
スタールバーグらが脇を固めている。
監督は、2009年9月紹介『アンヴィル!』などのサーシャ・
カヴァシ。また、ヒッチコックに対する最後のインタヴュア
ーと言われるスティーヴン・レベロの原作に基づく脚本は、
2011年1月紹介『ブラック・スワン』などのジョン・J・マ
クロクリンが担当した。
『恋する歯車』
TOEI HIRO NEXTと題された作品。実は2月9日に公開される
作品の試写が2月4日にようやく行われた。この作品を紹介
するためもあって、今回は臨時にページを更新したものだ。
主人公は両親を突然の事故で亡くし、自暴自棄になっている
法学部に通う大学生。そんな彼が酔っ払っての帰宅途中、彼
は目前で車道に飛び出した女性を咄嗟に助ける。ところがそ
の女性は、リサと名告るがそれ以上の行動の理由などは話そ
うとしない。
そんな彼女の姿に自らの境遇を重ね合わせた主人公は急速に
リサに惹かれて行くが…。やがて両親の事故の状況に疑問が
生じ始め、主人公にも危機が迫る。そしてその裏には、国家
体制を揺るがす重大な事件が隠されていた。
主演は、「海賊戦隊ゴーカイジャー」でレッドを演じた小澤
亮太。共演は昨年4月紹介『道−白磁の人−』に出演の黒川
智花。他にゴーカイシルバーの池田純矢、ゴーカイグリーン
の清水一希。さらに本田博太郎、勝野洋、光石研らが脇を固
めている。
監督は、2008年10月紹介『青い鳥』などの中西健二、脚本は
2012年『任侠ヘルパー』などの池上純哉が担当した。
本作の製作のコンセプトは、「若手俳優の登竜門と言われる
『仮面ライダー』『戦隊シリーズ』を卒業した彼らを新たな
ステージに導く」というもので、昔で言えばプログラムピク
チャーと呼ばれていた作品の感じだが、本作に関しては想い
の外に脚本も練られていて予想以上に楽しめた。
なおTOEI HIRO NEXTは本作が3作目。第1弾は昨年9月1日
公開の『PIECE 〜記憶の欠片〜』で、主演は『仮面ライダー
オーズ/OOO』の渡部秀と三浦涼介。監督は、2009年4月紹介
『Blood』などの下山天、脚本は2009年『仮面ライダー
W』などの三条陸が担当している。内容は、人間が石化する
という異常な事件を追う事件記者の話だったようだ。
また第2弾は11月23日公開の『僕が処刑される未来』。主演
は『仮面ライダーフォーゼ』の福士蒼汰と吉沢亮で、監督は
小中和哉、脚本は昨年3月紹介『ウルトラマンサーガ』など
の長谷川圭一が担当。内容は、未来の犯罪を防止するために
過去の人間を処刑するというデストピアもののようだ。
今回の第3弾はサスペンスミステリー(ただし最後の事件の
発生日は今年の11月11日の設定になっている)だが、以前の
2作は共にSFだったようで、本作と同じ水準なら、それは
試写を観て紹介もしたかったものだ。
02月05日(火)
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