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On the Production
by 井口健二
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■三大映画祭週間、やがて哀しき…、ひみつのアッコちゃん、カルロス、声をかくす人、ナナとカオル2、ふがいない僕は…+Time and Again
僕はその点に違和感を感じながら観てしまったが、実際に試
写会などでの一般観客の反応ではそのような点に引っ掛かっ
てはいないようで、それはこの作品の持つメッセージの強さ
がそれを凌駕してしまったようだ。だからこれはこれで良い
とすることにしよう。
* *
今回は待望の情報で、既にこのページでも何度も紹介した
ジャック・フィニー原作“Time and Again”の映画化が、遂
に動き出した。
この計画に関しては、1990年代にはロバート・レッドフォ
ードが映画化を切望していたこともあり、またNYタイムズ
紙による「製作されていない小説」のNo.1にも選ばれたこと
があるなど、映画化が長年期待されていたものだ。
その計画に今回は、監督にダグ・リーマンが発表され、製
作会社はサミットが担当することになっている。
因にリーマン監督は、2002年11月紹介『ボーン・アイデン
ティティー』の映画化などで知られるが、SFジャンルでは
2008年『ジャンパー』がある程度で、目立った作品はない。
しかし本作は、SFの興味より過去世界の再現が重視される
もので、CGIで何でも可能な時代にどのような作品が製作
されるか、その点が楽しみだ。
07月29日(日)
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