ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460110hit]

■ユナイテッド、Green Days、ウォーキングデッド2、籠の中の乙女、アイアンガール、足立正生、スノーホワイト、アベンジャーズ+Mad Max
ヴィジュアル作家として実績のあるルパート・サンダースが
担当した。
因に、原作となるグリム童話は1812年に発表されたそうで、
本作はその200周年の映画化になるものだ。

『アベンジャーズ』“The Avengers”
4月25日に全米公開され、すでに5億ドルの興行収入を達成
して『タイタニック』『アバター』にも迫る勢いとされるマ
ーヴェルコミックスの映画化。
登場するのはアイアンマン、ハルク、マイティ・ソー、キャ
プテン・アメリカ。すでに各自のシリーズでも展開されてい
るスーパー・ヒーローたちが一堂に会して、異次元から押し
寄せる強大な敵に立ち向かう。
それぞれスーパー・ヒーローの活躍を最後まで観ている人は
判っているように、各作品の最後では謎の男が登場してシー
ルドに参加して欲しいという要請が伝えられていた。それは
今までは唯の言葉でしかなかったものだが、今回は遂にそれ
が発動する。
しかしそこは個性豊かなスーパー・ヒーローたちの話、その
結集は容易には進まない。そこに様々な要素が絡み合って、
遂には共同が達成されるまでの物語が描かれて行く。そして
その取り纏め役になるのが新登場のブラック・ウィドウとい
う布陣だ。
出演は、アイアンマン/トニー・スタークにロバート・ダウ
ニーJr.、キャプテン・アメリカ/スティーヴ・ロジャース
にクリス・エヴァンス、ソーにクリス・ヘムスワース、そし
てハルク/ブルース・バナーには2011年2月紹介『キッズ・
オールライト』などのマーク・ラファロが扮している。
さらに新登場のブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ
にスカーレット・ヨハンセン、ホークアイ/クリフト・バー
トンに2010年2月紹介『ハート・ロッカー』でオスカー候補
になったジェレミー・レナーが扮し、またサミュエル・L・
ジャクスン、トム・ヒドルストン、グウィネス・パルトロウ
らが各シリーズから登場している。
それにしても豪華絢爛という感じの出演者だが、各シリーズ
に起用した若手俳優が成功を納め、それを要所に配されたベ
テランが引き締める感じで、この戦略は見事なものだ。それ
らの要素が絡まってのアメリカでの大成功と評価したい。
映画のストーリーは2008年7月紹介『インクレディブル・ハ
ルク』などのザック・ペンが執筆し、脚本と監督は、テレビ
“Buffy the Vampire Slayer”などを手掛けてきたジョス・
ウェドンが担当した。
なおそれぞれのシリーズでは、“Iron Man 3”“Thor 2”は
2013年、“Captain America 2”は2014年に次回作の公開が
予定されているようだ。そして大ヒットした本作の続編も当
然期待されているものだ。
        *         *
 最近では、2010年5月9日付で報告したシリーズ第4作と
なる“Mad Max: Fury Road”について、今年7月から撮影が
始まるとの情報が伝えられた。
 この情報は、何と女優のシャーリズ・セロン(前回キャン
セルと書いたのは誤りだったようだ)からもたらされたもの
で、セロンが「3週間後にナミビアに出発して、7月半ばに
撮影が開始される。今はものすごく興奮しているの。3年も
待たされたけど、ようやくその時が来たわ」と語ったとのこ
とだ。
 ただし、今のところ彼女以外からの情報はないようだが、
いくら何でもセロンクラスからの発言なら間違いはないだろ
う。
 なおセロン以外の出演者では、今年2月紹介『裏切りのサ
ーカス』などのトム・ハーディ、2010年4月紹介『タイタン
の戦い』などのニコラス・ホルト、2007年9月紹介『ブレイ
ブワン』などのゾーイ・クラヴィツらの共演が報告されてい
る。

06月03日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る