ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■けの汁、別離、きっとここが帰る場所、KOTOKO、シネマ歌舞伎・高野聖、裏切りのサーカス、ファウスト+Oscar,VES
リー』が助演女優、昨年7月紹介『ランゴ』が長編アニメー
ション、今年1月紹介『ファミリー・ツリー』が脚色、次回
紹介予定の『ミッドナイト・イン・パリ』が脚本、今年1月
紹介『ドラゴン・タトゥーの女』が編集、今回紹介『別離』
が外国語映画、そして歌曲部門は“The Muppets”が受賞し
た。
 他は、長編ドキュメンタリー部門が“Undefeated”、短編
ドキュメンタリー部門が“Saving Face”、短編アニメーシ
ョン部門が“The Fantastic Flying Books of Mr. Morris
Lessmore”、短編実写部門が“The Shore”という作品の受
賞になった。
 事実上、ドキュメンタリーと短編を除く殆どの作品はこの
ページで紹介することができていたもので、これはページの
執筆者としても嬉しいところだ。まあ個人的には、『ヒュー
ゴ』には11部門制覇も期待したし、主演女優賞はミシェル・
ウィリアムスも期待だったが、その辺は仕方がないところだ
ろう。
 ただ作品賞は、去年がイギリス映画、今年はフランス映画
の受賞になった訳で、アメリカのアカデミー賞がこれで良い
のか…という気分にはなってしまったが。
        *         *
 それから以前の紹介ではページの関係で端折ってしまった
VES賞も、少し細かく紹介しておこう。その結果は、
 VFX主導映画のVFX賞が、“Rise of the Planet of
the Apes”
 VFX主導でない映画のVFX賞が、『ヒューゴの不思議
な発明』
 長編アニメーション賞は『ランゴ』
 実写映画におけるアニメーションキャラクター賞は“Rise
of the Planet of the Apes”のCaesar
 アニメーション映画におけるアニメーションキャラクター
賞は『ランゴ』のランゴ
 実写映画における背景賞は『トランスフォーマー』の155
Wacker Drive
 アニメーション映画における背景賞は『ランゴ』のMain
Street Dirt
 実写映画におけるヴァーチャル撮影賞は『ヒューゴの不思
議な発明』
 アニメーション映画におけるヴァーチャル撮影賞は『ラン
ゴ』
 実写映画におけるモデル賞は『トランスフォーマー』の
Driller
 実写映画における合成賞は『キャプテン・アメリカ/ザ・
ファースト・アベンジャー』
となった。
 ということで、アニメーション関連を『ランゴ』が独占し
た他は、“Rise of the Planet of the Apes”と『ヒューゴ
の不思議な発明』『トランスフォーマーズ』『キャプテン・
アメリカ』が実写映画部門の各賞を分け合うことになったも
のだが、この結果を受けたアカデミー賞は、長編アニメーシ
ョン賞が『ランゴ』、視覚効果賞は『ヒューゴの不思議な発
明』ということで、これはまあ納得できる結果というところ
だろう。            (この項2月28日更新)

02月27日(月)
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