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On the Production
by 井口健二
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■桃まつり5、長ぐつをはいたネコ、誰も知らない基地のこと、311、レンタネコ、孤島の王、超能力者+Oscar/nomination
いる。
共演は、その『グエムル』に出演していたピョン・ヒポン。
他に、オーディションで見出された新星チョン・ウンチェ。
さらに本業は医大生のアブダドと通訳のエネス・カヤという
2人の外国人がコメディリリーフとして活かされている。
なお本作は、2011年5月紹介『チョン・ウチ』、2010年8月
紹介『義兄弟』などのカン・ドンウォンには、2010年11月の
入隊前の最後の作品となったもので、彼は現在兵役中だそう
だ。
また、クライマックスシーンの撮影は大型台風が襲来する最
中で行われ、このシーンで主人公らの背景に写る異様な空模
様には、CGIなどで描かれたのはない本物が撮影されてい
るそうだ。
ただし、その他のCGI=VFXは、韓国大手映画会社CJ
エンターテインメントのディジタル部門が手掛けていたよう
だ。
* *
以下は、1月24日に発表されたアメリカアカデミー賞の最
終ノミネートから気になる部門を紹介しておこう。
まず今年は9作品となった作品賞は、原題のアルファベッ
ト順に“The Artist”『ファミリー・ツリー』“Extremely
Loud & Incredibly Close”『ヘルプ』『ヒューゴの不思議
な発明』“Midnight in Paris”『マネーボール』『ツリー
・オブ・ライフ』『戦火の馬』(なお、本ページで紹介した
作品は邦題にしました)
長編アニメーション賞は、“A Cat in Paris”“Chico &
Rita”“Kung Fu Panda 2”『長ぐつをはいたネコ』『ラン
ゴ』。何とパラマウント配給作品が3本に海外作品が2本と
いう布陣で昨年の同社の頑張りがここでも判るという感じに
なった。因に“A Cat in Paris”は昨年のフランス映画祭で
上映されたもので、その際に観られなかったのが悔やまれる
作品だ。
メイクアップ賞は、『アルバート・ノッブス』(昨年11月
30日付「東京国際映画祭《コンペティション部門》で紹介)
『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2』“The Iron Lady”
予想通り『死の秘宝』が残ったが、まさか受賞は…?
視覚効果賞は、『死の秘宝』『ヒューゴ』『リアル・ステ
ィール』“Rise of the Planet of the Apes”『ランスフォ
ーマーズ:ダークサイド・ムーン』。こちらも大体予想取り
だが、実際は初めの2本の一騎討ちのような感じがする。
因に『ヒューゴ』は監督賞、脚色賞など今回最多の11部門
でノミネートされており、『LOTR王の帰還』に並ぶ最多
受賞記録を3Dで実現できるかというところだ。
この他、主演女優賞では俳優で史上最多記録更新の17回目
となったメリル・ストリープに、『アルバート・ノッブス』
グレン・クローズ、『ヘルプ』のヴァイオラ・デイヴィス、
『ドラゴン・タトゥーの女』ルーニー・マーラ、『マリリン
・7日間の恋』のミシェル・ウィリアムスが挑戦することに
なっており、この戦いも面白そうだ。
また、『アルバート・ノッブス』では映画祭で注目(11月
31日付記事参照)したジャネット・マクティアが助演女優賞
にノミネートされたのも嬉しいところだ。
さらに長編ドキュメンタリーでは、ヴィム・ヴェンダース
監督の『Pina』がノミネートされており、その行方も気にな
る。
受賞式はカリフォルニア州ロサンゼルスで、現地アメリカ
太平洋時間の2月26日午後4時から開催の予定だ。
01月29日(日)
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