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On the Production
by 井口健二
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■ロサンゼルス決戦、奇跡、それでも花は咲いていく、昼間から呑む、ポールダンシングボーイ★ず+ニュース
続いては2月13日付で紹介した“Superman”のrebootで、
スーパーマンの地球での育て親となるケント夫妻役として、
ケヴィン・コスナーとダイアン・レインの配役が発表されて
いる。この役柄は、1978年の映画化ではグレン・フォードと
フィリス・タクスターが演じたものだが、今回もかなりの俳
優が選ばれたようだ。
そして今回の物語では、敵役として前のシリーズでは主に
第2作から登場するゾッド将軍が中心になるようで、その配
役に『LOTR』のアラゴン役ヴィゴ・モーテンセンの出演
が発表されている。この役柄も以前の映画化ではテレンス・
スタンプが演じていたものだが、スタンプの無気味さに対し
てモーテンセンのキャラクターが今一つ一致しないのが気に
なるところだ。
なお、前回紹介した女優陣の配役はまだ決定されていない
ようで、その他のデイリー・プラネット社のスタッフなどの
配役もまだ発表されていないが、題名は“Superman: Man of
Steel”と決定され、撮影開始は今年の夏、全米では2012年
12月の公開が予定されている。
* *
ワーナーからもう1本。1月30日付でも紹介した『バット
マン』シリーズの第3作“The Dark Knight Rises”の配役
で、新たに、クリストファー・ノーラン監督の前作『インセ
プション』に出演していたトム・ハーディとジョセフ・ゴー
ドン=リヴィットの出演が発表されている。
この内、ハーディが演じるのはベインという悪役、ゴード
ン=リヴィットの配役は、『バットマン・ビギンズ』でトム
・ウィルキンスンが演じていたマフィアのボス:カルミーネ
・ファルコーネの息子アルベルトになるようだ。
因にこのアルベルトは、The Holiday Killerという名前で
も知られる悪党だそうで、前回紹介したアン・ハサウェーの
キャットウーマンと共に、ブルース・ウェイン/バットマン
と対決することになるようだ。
それにしても『ビギンズ』には渡辺謙が出演していたもの
だし、ノーラン監督は結構俳優を大事にする人のようだ。
* *
最後に、その『バットマン』の以前のシリーズで、全作を
通して執事アルフレッド役を演じていたマイクル・ゴーフの
訃報が伝えられた。
ゴーフは、1989年にティム・バートン監督による第1作で
執事役に起用され、その後は監督や主演者は代っても1997年
ジョージ・クルーニー主演の『バッマン&ロビン』まで一貫
してその役を演じていたものだが、最近ではバートン監督の
『コープス・ブライド』『アリス・イン・ワンダーランド』
の声優にも起用されていた。そこで『コープス』での監督の
来日記者会見でそのことを質問した時には、バートン監督が
凄く嬉しそうに、「彼は僕にとってのヒーローだ」とも話し
てくれたものだ。
アルフレッドの役はマイクル・ケインに引き継がれたが、
ゴーフは享年94歳だったとのこと、長寿をお祝いして冥福を
祈りたい。
03月20日(日)
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