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On the Production
by 井口健二
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■隠された日記、アワ・ブリーフ・エタニティ、桜田門外ノ変、C&D3D、大江戸LD、ゴスロリ処刑人、さらば愛しの大統領+製作ニュース
『リング』などの一瀬隆重プロデューサーがお笑いの吉本興
業と組んで企画したコメディ作品。
コメディアンの「世界のナベアツ」が大阪府知事選に出馬、
まさかの当選をしてしまう…という、横山ノック、橋下徹の
両知事を誕生させた大阪なら、もしかしたらあるかも知れな
い状況を描いた架空政治ストーリー。
しかも、その「世界のナベアツ」。失業問題や犯罪増加など
への対策で頼りにならない日本政府を見限って、3カ月後に
大阪府を独立させると宣言。同時に大阪合衆国初代大統領へ
の就任を発表する。
これに対して謎の組織から暗殺予告が大阪府警に届けられ、
大阪府警では警備に万全を期す一方で、通常の犯罪捜査では
失敗ばかりのお荷物刑事コンビに暗殺組織の解明捜査を命じ
るのだが…
その暗殺が何故か偶然の作用で未遂に終り続ける中、「世界
のナベアツ」が発表する奇想天外な政策が景気浮揚や犯罪防
止の効果を上げ始める。そして大阪合衆国の独立宣言の日が
近づいてくる。
「世界のナベアツ」が出演と、「ノバウサギ」などのCM監
督・柴田大輔との共同で監督を務め、主人公の刑事コンビに
宮川大輔とケンドーコバヤシ。他に、吹石一恵、釈由美子、
大杉蓮、前田吟、中村トオルらが共演。その他、吉本の芸人
たちが大挙出演している。
脚本は、両監督にコピーライターの山田慶太と、吉本芸術学
院出身の遠藤敬という人たちが協力しているとのことで、つ
まりお笑い系2人とCM系2人のコンビネーションが、見事
にバランスの取れた作品を作り上げた感じだ。
もちろん基本は関西吉本のベタな笑いではあるが、出演芸人
たちの個人芸に頼ることもなく、きっちり芝居で笑いを取っ
ている点は、過去の吉本企画の作品とは一味違った作品に仕
上がっている。
これなら、吉本が好きでない人たちにも観て貰えそうだが…
「世界のナベアツ」が大統領というお話では、最初からその
手の人たちは観客の対象外かな。いずれにしても、特に吉本
ファンのつもりはない僕でも、普通に楽しめる作品だった。
* *
今回の製作ニュースは公開日の決定で、待望のエドガー・
ライシ・バローズ原作“John Carter of Mars”の全米公開
を、2012年6月8日に開始するとディズニーから正式発表が
行われた。
この作品に関しては、今年1月3日付などでも紹介してい
るが、『スパイダーマン2』の映画用ストーリーを手掛けた
マイクル・シェイボンの脚本から、『ウォーリー』などのア
ニメーション監督アンドリュー・スタントンが改訂を施し、
初の実写作品として監督も担当するもので、撮影は3Dで行
われている。
そして出演者には、主演のジョン・カーター役テイラー・
キッシュ、デジャー・ソリス役リン・コリンズは比較的若手
だが、その脇をウィレム・デフォー、サマンサ・モートン、
トーマス・ヘイデン・チャーチら多少癖のある俳優たちが固
めており、かなり面白い作品になりそうだ。もちろん続編、
シリーズ化も期待される超大作となっている。
因に、本作が全米公開される6月8日は、直前の5月末に
“Men in Black 3”の公開が予定され、また直後の6月後半
には“Star Trek”の新シリーズの続編も計画されているも
ので、SF大作シリーズに挟まれての公開となる。これらの
作品の相乗効果も期待したい。
なおディズニーの3D作品では、2012年3月9日にティム
・バートン監督による長編リメイク版“Frankenweenie”の
全米公開も併せて発表された。
08月15日(日)
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