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On the Production
by 井口健二
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■殺人犯、ウィンター・ソルジャー、大人になった夏、シーサイド・モーテル、ジョニー・マッド・ドッグ、ACACIA+製作ニュース
の物語を魔女の側から描く“Maleficent”の計画に関して、
その脚本を、『アリス・イン・ワンダーランド』を手掛けた
リンダ・ウルヴァートンが担当することが公表された。また
主人公にはアンジェリーナ・ジョリーが扮するという情報も
あるようで、オリジナルで魔女は最後にドラゴンに変身する
が、それをどのように描くかも注目されている。なおティム
・バートンは製作に専念し監督は未定だが、ディズニーでは
最速で製作準備を進めているとのことだ。
お次はちょっと残念な情報で、前々回に紹介したイアン・
マッケランが自分のウェブ・サイトで“The Hobbit”の撮影
を7月に開始と記述したことに関して、撮影は年末まで開始
されないとの情報が報告されている。まあ今回はガンダルフ
も情勢を読み違えたようだが、当初予定されていた第1作を
2011年に公開するには製作スケジュールがかなり厳しくなっ
ていることは事実で、ピーター・ジャクスン、もしくはギレ
ルモ・デルトロからの正式の発表が待たれている。
もう1本は、2006年2月15日付第105回で紹介した“Power
of the Dark Crystal”の計画に関して、1982年オリジナル
の『ダーク・クリスタル』や1986年の『ラビリンス』などの
デザインを担当し、今回もコンセプトアートを手掛けるブラ
イアン・フラウドの発言が報告されている。それによると、
「監督との話し合いも行われており、計画は少しずつだが進
展している」とのこと。因に監督は、以前紹介したジンディ
・タータコフスキーから変わりはないようだ。この作品も早
く正式発表が欲しいところだ。
* *
最後にシリーズの情報を2つ(3本)。
まずは007シリーズで、その第23作となる次回作“Bond
23”(仮題)のボンドの相手役に、『ハムナプトラ1・2』
や2005年『ナイロビの蜂』ではアメリカアカデミー賞も受賞
したレイチェル・ワイズがオファーされているとのことだ。
しかもこの役柄はボンドガールではなく、ボンドの敵役との
こと。女性の敵役となれば1999年『ワールド・イズ・ノット
・イナフ』でのソフィー・マルソー以来となるとのことで、
その面からも注目が集まっているようだ。主演はダニエル・
クレイグ、脚本は『フロスト/ニクソン』などのピーター・
モーガンが執筆し、1999年の『アメリカン・ビューティー』
でアメリカアカデミー賞を受賞したサム・メンデスが監督す
る計画となっている。
オーラスは“Fast and Furious”(ワイルド・スピード)
シリーズに関して、ヴィン・ディーゼルのFacebookによると
シリーズの続きは1本ではなく2本計画されているそうだ。
そして“Fast Five”と呼ばれている第5作には、ポール・
ウォーカーを始め多くの前作までのキャラクターが登場し、
物語の舞台はブラジルのリオとカリブ海のプエルトリコ、そ
れにLAとオースティンでもちょっとだけ撮影されるとのこ
とだ。監督は前2作を手掛けたジャスティン・リン、脚本も
前2作のクリス・モーガンが担当している。なお撮影は3D
で行いたいという希望もあるようだが、狭い車内での撮影は
困難という状況もあり、いまだ検討中のようだ。
そしてさらに第6作は仮に“Speedy Six”と呼ばれている
ものだが、連続した物語になるものではなく“Five”の結末
もクリフハンガーにはしないとのこと。しかも監督のリンに
はその間に昨年9月27日付で報告した“Highlander”の計画
も進行中で、少し時間を置いての製作となるようだ。と言う
ことは“Five”の製作は“Highlander”の前となる訳で、こ
れは近々に観られることになりそうだ。
04月04日(日)
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