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On the Production
by 井口健二
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■アヒルの子、ビルマVJ、桃色のジャンヌ・ダルク、BOX 袴田事件 命とは+製作ニュース他
の計画は頓挫したようで、今回は改めてソニー傘下のコロム
ビアが計画を発表している。
 その発表によると、脚本には『リーサル・ウェポン』シリ
ーズなどのシェーン・ブラックが契約し、ブラックは2006年
3月に紹介した『キスキス,バンバン』以来の監督にも再挑
戦することになっている。製作は『ワイルド・スピード』な
どのニール・モリッツが担当するとのことだ。
 お話は、原作通りなら北極に秘密基地を持つ科学に裏打ち
された超能力を持つヒーロー=ドク・サヴェジが仲間達と共
に世界の悪と対決して行くというもので、そこに登場する珍
発明なども楽しめる作品になっていたはずだ。
 何れにしても前回の映画化はかなりお子様向けに作られて
いたもので、今回はブラックの脚本監督でどのような作品が
登場するか、それも興味津々というところだ。因にブラック
は、ハリウッド有数のパルプ雑誌のコレクターとのことで、
その辺の思い入れにも期待できそうだ。
        *         *
 後は続報で、2月14日付で紹介のローランド・エメリッヒ
監督による“Foundation”の計画について、その時も報告し
たロバート・ロダットによる脚本がエメリッヒの許に届けら
れたようだ。しかしこの脚本は240ページもあり、このまま
映画化すると上映時間が4時間近いものになってしまうとの
こと。そこで現在はそれを200ページ以下に縮める作業が行
われているとのことだが、それでも3時間を超える作品には
なりそうだ。元々壮大な物語だから、そのくらいは覚悟でき
そうというところではあるが…。
 因にエメリッヒ自身は、その前にシェイクスピアの時代を
背景にした“Anonymous”という作品を手掛けることになっ
ており、脚本の圧縮作業には多少の時間は掛けられそうだ。
        *         *
 最後に、これも2月14日付で紹介した“Superman”の次作
の計画に関して、さらにワーナーがデイヴィッド・ゴイヤー
ともコンタクトしていることが報告された。今回の報告によ
ると、すでに前作を手掛けたブライアン・シンガー監督と、
主演のブランドン・ルースに対しては映画会社側は期待を持
っていないのだそうだが、ワーナーとしても2011年中に新作
の製作を開始しないと、原作者たちと交わした契約が失効す
るタイムリミットも迫っているとのことで、多少焦り気味の
状況にはなっているようだ。
 ということでゴイヤーの登場となったものだが、ゴイヤー
自身はすでに敵役としてレックス・ルーサー及び最強の敵ブ
レイニアックの登場するアクション満載のストーリーを考え
ているとのことで、『バットマン・ビギンズ』で組み『ダー
ク・ナイト』のストーリーにも協力したクリストファー・ノ
ーラン監督との再度のタッグも期待できそうだ。

03月07日(日)
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