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On the Production
by 井口健二
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■パラレル、桃まつりkiss!、エリートヤンキー三郎、フロスト×ニクソン、60歳のラブレター、バーン・アフター…、ダイアナの選択
ちだ?」と問い掛けてきた。
大人になった女性には、エマという名の幼い娘がおり、娘は
ミッション系の学校に通っているようだ。しかし娘は問題児
でいつも先生たちを困らせている。そして女性の通っていた
高校では、追悼式典が開かれようとしていた。
デビュー作の『砂と霧の家』でいきなりアカデミー賞にノミ
ネートされたヴァヂム・パールマン監督による第2作は、概
要を聞くだけで見に行くことを躊躇うような重い物語。しか
しアメリカの現実が見事に反映された作品でもある。
躊躇っていては何も始まらない。まずはこの映画を観ること
から1歩進むことができる…というような作品。特にクライ
マックスに用意された衝撃は、この物語の真の恐怖を炙り出
してくれるものだ。
出演は、ユマ・サーマンと、『アクロス・ザ・ユニバース』
などのエヴァン・レイチェル・ウッドのダブル主演。それに
女優スザーン・サランドンの娘のエヴァ・アムーリ、『ゴー
スト・ライダー』などのブレット・カレン、子役のガブリエ
ル・ブレナンらが共演している。
なお、映画の結末に関しては箝口令が敷かれているが、僕は
何となくほっとする気分になれたこの結末に満足した。これ
こそが映画の醍醐味と言える。作品は原作もので、結末が同
じなのかどうかは判らないが、劇中に流れる音楽を含め、こ
の映画の構成は本当に見事なものだ。
01月25日(日)
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