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On the Production
by 井口健二
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■第148回
ディズニーの3Dでは、『チキンリトル』と『ルイスと未
来泥棒』、それに『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』が
すでに発表されているが、今回の計画を合せて、3Dで一気
に攻勢を掛ける考えのようだ。
なお、日本ではなかなか進まないと心配していた3D上映
だったが、12月1日の『ベオウルフ』の公開では、ワーナー
マイカル系の全国20館で3D上映が実施されている。
所在地は、北海道江別、宮城県名取エアリ、茨城県守谷、
埼玉県羽生、浦和美園、東京都板橋、武蔵野ミュー、多摩セ
ンター、神奈川県新百合ヶ丘、みなとみらい、港北NT、新
潟県新潟南、石川県御経塚、岐阜県各務原、大阪府茨城、り
んくう泉南、福岡県福岡ルクル、熊本県熊本クレア。この内
の多摩センターと港北NTは以前から3Dが設置されていた
ものだが、それに一気に18館が加わることになった。
この外、舞浜イクスピアリと大阪のIMAXでも3D上映は可
能で、都合、日本全国で最大22館の3D公開が可能になって
いる。Real-Dでの3D上映は、入場料が割増し設定になっり
もしているようだが、その効果は本当に素晴らしいものなの
で、一度は体験してほしいと思うものだ。
* *
『トランスフォーマー』のヒットを受けて、またまた玩具
からの映画化がパラマウントで進められている。
進められているのは“G.I.Joe”。女の子のバービー人形
に対抗して、男の子向けにハスボロ社から発売された軍人仕
様の人形で、そのコンセプトストーリーは、コミックブック
やテレビアニメシリーズなどへも展開されているものだ。
その実写映画化が、『トランスフォーマー』も手掛けた製
作者のロレンツォ・ディ=ボナヴェンチュラによって進めら
れ、監督には、『ハムナプトラ』シリーズなどのスティーヴ
ン・ソマーズの起用も決まっている。そしてその出演者に、
同じ製作者の『スターダスト』にも出ていたシエナ・ミラー
の名前が発表された。
主人公は男性だと思われる作品に、女優が先に決まるのも
変な感じだが、彼女が演じるのは、黒髪の男爵未亡人で、ス
パイ活動を行っている悪女のような女性主人公と説明されて
いる。因に、GIJOEは、Global Integrated Joint Operating
Entityの略称という設定もあるようで、国際協力の許に設立
された軍事力を行使する機関とされているものだ。そして敵
役には、スコットランド人の武器商人が率いるハイテクを駆
使した悪の組織の存在が描かれるとのことだ。
ミラー以外の出演者は未発表だが、撮影は2月中旬に開始
され、公開日は2009年8月7日と発表されている。
* *
最後に訂正を一つ。前回“Star Trek XI”の情報の中で、
ウィノナ・ライダーがヴァルカン人の母親を演じるとしたの
はやはり誤報だった。彼女が演じるのは地球人女性のアマン
ダ・グレイスン。彼女は、ヴァルカン人のセレックと結婚し
てスポックが誕生するものだ。なおセレック役は、『炎のラ
ンナー』などのベン・クロスが演じている。
12月01日(土)
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