ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460329hit]
■第141回
因に、ブランドン・ラースの出演は、同じワーナーの製作
なので問題ない。バットマンについては特に書かれてはいな
かったが、他にフラッシュ、ワンダー・ウーマン、グリーン
・ランターンの配役も楽しみなところだ。
* *
1964年に1シーズンだけ放送されたハナ=バーベラのアニ
メーション“Jonny Quest”の実写による映画化がワーナー
で計画され、“Land of Lost Things”というファンタシー
作品がパラマウントで進められているダン・マズーとの脚本
の契約が発表されている。
物語は、科学者の父親と共に世界を旅する少年が、いろい
ろな科学的な謎に挑戦するというもの。オリジナルのシリー
ズは1シーズンだったが、1980年代の後半から1990年代にア
ップデートされた“The Real Adventures of Jonny Quest”
が放送され、さらにDCからコミックスも出版されたという
ことだ。
製作は、10月にフォックスから全米公開が予定されている
ヴィデオゲームの映画化“Hitman”を手掛けたエイドリアン
・アスカリアーとダニエル・アルターが担当。特にアスカリ
アーはテレビシリーズの長年のファンだったとのことで、本
作を家庭向けの冒険シリーズに展開したいと希望を語ってい
る。またワーナーも、『ハリー・ポッター』の後釜の路線を
考えているようだ。
* *
南米のコロンビアで製作されたホラー映画“Al final del
espectro”を、ニコール・キッドマンの製作主演でリメイク
することが発表された。
物語は、悲劇に遭遇した女性を巡る幽霊もののようだが、
脚本は、ジム・キャリーの主演で今秋公開される『ナンバー
23』を手掛けたファーンリー・フィリップスが執筆し、監督
にはオリジナルを手掛けたジュアン・フェリペ・オゾルコが
起用されることになっている。
キッドマンの製作主演によるホラー作品では、2001年公開
の『アザーズ』が思い出されるが、あの時も監督にはアレハ
ンドロ・アメナーバルを起用したもので、そういう志向で動
いているようだ。製作は、キッドマン主宰のブロッサムとヴ
ァーティゴが行い、配給はユニヴァーサルが担当する。
なおヴァーティゴでは、先にキッドマンが主演した“The
Invasion”を製作しており、さらにタイ映画“The Eye”の
ハリウッドリメイクや、スペイン語で製作されたホラー映画
をリメイクする“Rec”という作品も手掛けているようだ。
* *
最後にまた変な話題で、1973年のカルト映画“The Wicker
Man”をリイメージした作品が、オリジナルと同じクリスト
ファー・リー主演、ロビン・ハーディ監督で9月に撮影開始
されることになった。
この計画については、2002年4月15日付第13回でも紹介し
ているが、今秋日本公開されるニコラス・ケイジ主演作とは
別に製作されるもので、このため題名も変更されて、現在は
“Cowboys for Christ”となっている。また舞台は、テキサ
スとスコットランドになるそうで、さらにリーの役名もLord
Summerisleから、Sir Lachlan Morrisonになるようだ。
08月15日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る