ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460329hit]
■第134回
に出版されたが、アメリカはウォルデン・メディアの出版部
門でこれから出版される作品を映画化するもの。イギリスか
らジンバブエに渡った少女の体験を描いた作品で、その地で
神秘的な白キリンに巡り会うという物語だが、原作者自身の
体験に基づいているとのことだ。
因にロブは、『チャーリーとチョコレート工場』、それに
『リーピング』に出ているが、かなり違う役柄を見事に演じ
ており、これからが楽しみな若手女優だ。またクスポ監督に
関しては、“The Rugrats”の製作者だったということで、
以前の紹介を訂正しておく。
* *
ちょっと短いニュースで、1970年公開の“Colossus: The
Forbin Project”(地球爆破作戦)にリメイク計画が持ち上
がっている。
作品は、イギリスのSF作家D・F・ジョーンズが1966年
に発表した原作“Colossus”に基づくもので、西側世界の防
衛のために作られた大型コンピュータが、同様の目的で東側
に作られたコンピュータと結託して人類に刃向かうというお
話。前の映画化はジョセフ・サージェントの監督で、そこそ
この評判を得ていた。因にこの作品は、『ターミネーター』
の元ネタとも言われているものだ。
その作品を、今回はロン・ハワードの監督作品として計画
が進められているもので、脚本にはブラッド・ピット主演で
ワーナーが進めている“The Sparrow”のジェイスン・ロー
ゼンバーグが起用されている。なお、原作にはジョーンズ自
身が執筆した続編が2作あるそうで、今回の脚本はそれも加
味して作られているとのことだ。
ただし、ハワード監督には前回最後に紹介した作品も含め
て計画が目白押しで、実現が何時になるかは不明のようだ。
* *
後は続報をまとめて紹介する。
まずは、第111回で紹介した“Clash of the Titans”のリ
メイクに関し、脚本をローレンス・カスダンと契約したこと
が発表された。オリジナルは、ゼウスの息子ペルセウスが、
アンドロメダ姫救出のため、ペガサスを捕えたり、メデュー
サと闘ったりという物語が描かれたが、『レイダース/失わ
れた聖櫃』『SW帝国の逆襲』『SWジェダイの復讐』の脚
本家がどのような物語を造り出すか楽しみだ。監督は未発表
だが、カスダンには監督の経験もある。
第107回で紹介したジェリー・ブラッカイマー製作による
“Prince of Persia: The Sands of Time”の監督に、マイ
クル・マンの契約が発表された。この作品はヴィデオゲーム
に基づくもので、以前の報告では『デイ・アフター・トゥモ
ロー』のジェフリー・ナチマノフが脚色を担当することにな
っていたが、マンの起用で物語は大幅に変更されるという噂
もあるようだ。公開は2009年に予定されている。
『ナルニア国物語』の第3章となる“The Voyage of the
Dawn Treader”の監督に、『ワールド・イズ・ノット・イナ
フ』のマイクル・アプテッド監督の起用が発表された。物語
は、再びナルニアを訪れたエドマンドとルーシーの冒険を描
くもので、『愛は霧のかなたに』や『ネル』の監督がどのよ
うな展開を見せてくれるか楽しみだ。なお、第2章“Prince
Caspian”まではアンドリュー・アダアムスンが監督してい
る。また第4章には、“The Silver Chair”の映画化が決定
したようだ。
05月01日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る