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On the Production
by 井口健二
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■ゾディアック、インビジブル・W、ジェイムズ聖地へ…、寂しい時は…、毛皮のエロス、鉄板英雄伝説、ストレンジャー・C、ボラット
Show”の中で演じる別のキャラクター=カザフスタン国営テ
レビのリポーター=ブラットに扮して炙り出すアメリカ合衆
国の真実の姿。
アメリカでは昨年11月に873館で公開され、1000館以下の封
切りでは新記録となる2650万ドルの興行を上げて第1位。翌
週も1位となって、年末までの1億2600万ドルは年間14位に
輝いたものだ。
という大ヒットの作品で、その内容については噂には多少聞
いていたものだが、それにしてもこんなに過激なものとは思
わなかった。実際の話、その内容はここで書くことも憚られ
る様なものばかりなのだ。
基本的に差別主義者で、反ユダヤ、女性蔑視、しかも母国に
対する盲目的な愛国者というブラットが、ニューヨーク、ワ
シントンDC、さらに南部のジョージア、ヴァージニア、ア
ラバマ、テキサスなどで騒動を巻き起こす。
特に、女性やユダヤ人に関する差別発言は、アメリカで認知
されたことが信じられないくらいのものだ。他に、宗教絡み
の発言も、これがすんなり受け入れられるほどアメリカが成
長したのだろうかというところだ。
そしてその時々の人々の反応や、怒ったり呆れたりの様子を
カメラで追い続けたという設定の作品だが、それがまた、ど
こまでが真実でどこからがヤラセなのか。中にはプロデュー
サーが逮捕されたなどという情報もあるようだが、それもど
こまで真実やら…
もっとも、内容は確かに聞く人が聞いたら怒って告発しかね
ないような過激なものばかりだから、まあ命懸けの作品であ
ることは間違いないだろう。
監督は、テレビで『となりのサインフェルド』などを手掛け
るラリー・チャールズ、脚本はバロン・コーエン以下4人の
連名になっていて、彼らは撮影の状況に合せて脚本をどんど
ん書き替えたということだ。
また、製作を『オースチン・パワーズ』や『ミート・ザ・ペ
アレンツ』、『銀河ヒッチハイクガイド』のジェイ・ローチ
が担当しているのも、注目されるところだ。
なお日本での宣伝は、「!祝! オクラ入りから急転!」と
打たれるようだ。

04月10日(火)
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