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On the Production
by 井口健二
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■デジャ・ヴ、エンマ、孔雀、ピンチクリフ・グランプリ、フランシスコの2人の息子、モーツァルトとクジラ、輝く夜明けに向かって
それでも結局、濡れ衣は晴れるのだが、その間の公安部隊の
悪辣な行為は、彼をANCの自由の戦士へと導いて行く。
物語は、デレク・ルーク扮する黒人の主人公と、ティム・ロ
ビンスが演じる白人の公安部隊の大佐を対比して描いて行く
が、結局のところは、アパルトヘイトの上に踏ん反り返って
いた白人が、自らテロリストを造り出していたという現実が
明白にされているものだ。
つまりこれは、アメリカとイスラエルが、現在アラブ諸国で
やっていることと同じようにも見える。
もちろんテロはテロであって、映画の中では人命を傷つけな
いようにするなどと言い訳はされるが、許されることではな
い。しかしこの映画は、そのことを踏まえた上で、その根源
がどちらにあるかを訴えている。
なお、脚本は映画にも登場するANCの幹部だったジョー・
スロヴォの息子で、『ワールド・アパート』や『コレリ大尉
のマンドリン』などのショーン・スロヴォ。彼の姉のロビン
が、アンソニー・ミンゲラら共に製作を担当している。
製作総指揮はシドニー・ポラック、監督は、オーストラリア
人で、『パトリオット・ゲーム』や『裸足の1500マイル』な
どのフィリップ・ノイス。
12月20日(水)
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