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On the Production
by 井口健二
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■第125回
 今から観ると見事なメディアミックスで活躍してきたキャ
ラクターだが、オリジナルの設定は、インドで古代の神秘を
学んだ主人公が、全身の筋肉をコントロールする術や、相手
の心を迷わせる催眠術のような能力を駆使して犯罪者と闘っ
て行くというもの。因にS&S社からは、第57回で紹介した
“Doc Savage: The Man of Bronze”も出版されており、ど
ちらもあまり荒唐無稽ではないが、ちょっとファンタスティ
ックという感じが共通する物語のようだ。
 という作品にライミが挑戦するものだが、脚色にはシアヴ
ァッシュ・ファラハニという脚本家が契約している。一方、
ライミには、ストリート&スミス社の全キャラクターに関す
る権利も獲得しているという情報もあり、一体どんな作品に
なるか興味津々というところだ。
        *         *
 後は短いニュースをまとめておこう。
 まずは“Doc Savage”にも絡んでいたフランク・ダラボン
の情報で、スティーヴン・キング原作の“The Mist”の脚色
と監督をディメンションで手掛けることが発表された。原作
は、深い霧に包まれる小さな町を舞台に、その霧の中から現
れる恐怖の怪物との闘いを描いた作品。最近リメイクされた
ジョン・カーペンター監督の『ザ・フォッグ』とも比較もさ
れるものだが、キングの捻りにダラボンの脚色が加われば、
かなり面白い作品になりそうだ。そしてこの映画化に、キン
グ原作の『ドリームキャッチャー』などに出ているトーマス
・ジェーンの主演も発表されている。春に撮影開始の予定。
 前回フランク・ミラーの発言を紹介した“Sin City 2”に
関して、アンジェリーナ・ジョリーからも出演に前向きの発
言が報告された。それによると、彼女はロドリゲス、ミラー
と話し合いをしたということで、原作のコミックスも読んだ
そうだ。そして、「まだ直ぐ映画化が始まる状況には思えな
いけど、実現するとなったら真剣に考える。このセクシーで
暴力的で派手なキャラクターは、出産を経験した後に演じる
にはちょうど良いと思う」ということだ。結局、映画の実現
はまだ少し先のようだが、出演者も揃えばできるだけ早い製
作を期待したいものだ。
 1994年にローランド・エメリッヒ監督、カート・ラッセル
主演で製作されたSF作品“Stargate”(スターゲイト)は、
その作品自体の評価はあまり芳しいものではないが、興行的
にはそこそこの数字を残し、さらにその後のテレビシリーズ
化は傍系シリーズも作られるほどの評判を得たものだ。その
テレビシリーズから再び映画版を製作する計画が報告されて
いる。これは俳優のボウ・ブリッジスが語ったもので、それ
によると、「計画は2本検討されているようだ。自分はまだ
出演契約書にサインはしていないが、2作の脚本は完成され
ていた」とのことだ。時空を繋ぐ謎のゲイトを巡って展開す
る壮大な物語は、アイデア的には悪いものではなかったし、
映画版の再製作には期待したいところだ。ただし、製作会社
はMGMのはずだが、そちらからの情報はまだないようで、
これも早くグリーンライトを点けてもらいたいものだ。

12月15日(金)
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