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On the Production
by 井口健二
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■第124回
家ジョン・W・キャンベルJr.が1938年に発表した短編小説
“Who Goes There?”(邦訳題・影が行く)を映画化したも
ので、すでに1951年に『赤い河』などのハワード・ホークス
の製作(実は監督もしたと言われる)により、“The Thing
from Another World”(遊星よりの物体X)の題名で映画化
されたことがあるものだ。
従って、カーペンターの映画化がすでにリメイクだったも
のだが、実はカーペンターは、当時の最先端VFX技術を駆
使して、エイリアンが次々に変身をして行く姿を描くなど、
ホークス版とは全く違う作品を造り出していたもので、今回
はそのカーペンター版の世界を、さらに最新のVFX技術で
再構築しようとする計画のようだ。
そしてその脚本には、新版の“Battlestar Galactica”が
高い評価を得ているロナルド・D・モーアの担当が発表され
ている。因にモーアは、フォックスで“I, Robot”の続編の
脚本も契約しているそうだ。
製作は、ユニヴァーサルとストライク・エンターテインメ
ントというプロダクションで、ストライクは“Dawn of the
Dead”のリメイクを行った他、両社は日本先行公開となった
アルフォンソ・キュアロン監督の“Children of Men”の製
作も行っている。
* *
最後は短いニュースをまとめておこう。
まずは、第119回でも紹介したマイクル・スコット原作の
ファンタシー・シリーズ“The Immortal Nicholas Flamel”
の映画化に関して、ニューラインが製作を担当することが発
表された。この映画化権は、“Survivor”などTV番組製作
者のマーク・バーネットが権利を獲得して話題になっていた
ものだが、これで映画化実現の目途が付くことになる。なお
原作の第1巻“The Alchemyst”は来年5月にアメリカ・ラ
ンダムハウス社から出版予定になっており、全体は6巻のシ
リーズが計画されているようだ。
続いては、『ピンクパンサー』のリメイクを監督したショ
ウン・レヴィの次回作の計画で、アレックス・ウィリアムス
原作による“The Talent Thief”という計画がユニヴァーサ
ルで進められている。内容は、奇っ怪な怪物を操って人々の
特殊な能力を盗む悪漢と対決する少年の物語ということで、
『イーオン・フラックス』を手掛けたフィル・ヘイとマット
・マンフレディが脚色を担当している。なお、レヴィ監督で
は、“Night at the Museum”が12月20日に全米公開の他、
“The Pink Panther”の続編の計画もあるようだ。
最後の最後は、ジェームズ・キャメロン監督の情報で、監
督の発言によると、“Battle Angel Alita”の製作は、アー
ノルド・シュワルツェネッガーの出演待ちの状態ということ
だ。予定されているのはイドという役柄のようだが、州知事
再選を果たして、憲法改正が必要な大統領は無理としても、
次は上院議員を目指す政治家に出演の機会があるものかどう
か。因に、“King Conan”はすでに代役の検討が進められ、
“Terminator 4”は彼抜きで計画が進められているが、実は
“Battle Angel”には、シュワルツェネッガー本人が出演を
希望しているという情報もあるそうだが…
12月01日(金)
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