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On the Production
by 井口健二
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■第122回
あり、この作品が監督デビューとなるオマー・カーン。また
撮影はHDのヴィデオで行われたようだが、その撮影監督に
はイギリスで学んだという人材が起用され、さらに編集には
イギリス人の編集者なども参加している。つまり製作資本は
パキスタンだが、製作体制は世界標準のものにしたいという
意図があるようだ。そして南アジアの映画にありがちなミュ
ージカルシーンと、コメディの要素は出てこないそうだ。
なお撮影は、当初は昨年の10月に予定されていたが、7万
人以上が死亡する惨事となった大地震の発生で中止され、今
年6−7月に改めて行われたそうだ。しかし、今度は雨季に
掛かって大変だったという監督の談話も紹介されていた。
元々西欧のホラー映画にはキリスト教の考え方が底流にあ
り、それに対して日本、韓国、香港などアジア発のホラー映
画は、基本的に仏経系の伝説に基づくことになるものだが、
イスラム系のホラーというのが一体どんなものか、ぜひとも
来年の映画祭などで見せてもらいたいものだ。
* *
以下は続報を2つ紹介しておこう。
1つ目はキャスティングの情報で、9月1日付第118回で
も紹介したイアン・ソフトリー監督“Inkheart”に、さらに
ヘレン・ミレン、アンディ・サーキス、シエナ・ギロリー、
ジム・ブロードベント、ラフィ・ガヴロンらの出演が発表さ
れている。この映画化では、すでにブレンダン・フレイザー
が主人公の父親役を演じることと、ポール・ベタニーの敵役
が紹介されていたが、今回発表された配役で、ミレンは物語
の鍵となるブックコレクター、またサーキスは敵役のカプリ
コーンとなっている。その他の役柄は紹介されていなかった
が、『バイオハザード2』のギロリーをまた見られるのはち
ょっと楽しみだ。撮影は11月にイタリアで開始され、その後
ロンドンで続けられるということだ。
もう1つは、ファン待望の報告で、今年の夏に公開された
“Superman Returns”の続編の製作が正式に発表された。こ
の続編の製作に関しては、今年の2月頃にすでに決定という
情報も流されていたのだが、実は本作の製作費が2億ドルに
達したのに対して、全米での興行収入が2億ドルに留まった
ことから、ワーナーからは一旦保留の報告も出されていた。
しかし、全世界の興行収入が約4億ドルに達し、テレビやD
VD収入も高く見込まれることから、改めてゴーサインとな
ったものだ。ただし、続編の製作費は1億4000−7000万ドル
に抑えることが条件とされており、監督のブライアン・シン
ガーがそれを了承したということのようだ。
これで、シンガー監督による続編が実現されることになり
そうだが、果たしてゾッド将軍以下のクリプトン星の3悪人
の再登場となるかどうか。それに7月15日付第115回で紹介
した“Superman vs. Batmann”に向けて、お楽しみは続くこ
とになりそうだ。
11月01日(水)
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