ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460339hit]

■第121回
ーリズ・セロン共演による“The Garden of Elah”という計
画が進められている。
 この作品は、Playboy誌のアメリカ版に掲載された“Death
and Dishonor”と題するマーク・ボアルの署名記事を映画
化するもので、記事は真実に基づくとされている。そしてこ
の記事の映画化権は、昨年ワーナーがハギスの要請を受けて
獲得していたということだ。
 内容は、イラク戦争の最前線から帰国した直後に、無断外
出のまま行方不明になったとされる息子の失踪の謎を追う退
役軍人の父親を描くもの。実話では、レニー・デイヴィスと
いう退役陸軍々人の父親がその真実を解き明かすものだが、
その真実は、帰国後もバグダッドの危険地帯にいるという幻
覚から離れられない同僚兵士によって息子が殺されたという
結末になるものだ。
 そしてこの物語をハギスの脚色、監督により映画化するも
ので、配役は、ジョーンズの父親役、セロンは彼を助ける地
方警察の女性刑事役となっている。なお、ハギスはテキサス
に赴いてロケ地のスカウティングも行っており、年内に撮影
開始の予定ということだ。アメリカ公開は、ワーナー傘下の
インディペンデンスが行う。
 なおハギスの計画では、4月1日付第108回で紹介したリ
チャード・クラーク原作による9/11もので、“Against
All Enemies”という作品がコロムビアで先に予定されてい
たが、その前にこの作品を手掛けることになったものだ。
        *         *
 最後にSF/ファンタシー系の話題を2つ紹介する。
 まずは、前回紹介した“War Games 2”の続報で、この続
編の脚本を、1984年に公開されたサーフィン映画のパロディ
作品“Surf II”(因に“Surf I”という作品はない)など
のランダル・ベイダットが担当し、監督にはテレビシリーズ
“Charmed”などのスチュアート・ギラードの起用が報告さ
れた。監督などの格から言って、テレビ放送かDVD直販の
可能性は高そうだが、お話は、10代のハッカーがオンライン
ゲームで遊んでいる内、テロ対策の戦略構築のために設置さ
れた政府のコンピューターに侵入してしまうというもので、
それなりにオリジナルの流れを踏襲して現代化した作品にな
りそうだ。撮影は11月半ばに開始の予定だが、出演者などの
情報はまだないようだ。
 もう一つは、これはまさかという感じだが、ディズニーの
インサイダー情報として、“Pirates of the Caribbean”の
第4作の計画が進んでおり、しかもこの第4作では、オーラ
ンド・ブルーム扮するウィル・ターナーが死んでしまうとい
うことだ。なお情報によると、「第4作の物語は現在検討中
のものだが、すでに投資家は集まっている。また第4作では
ターナー以外の比較的重要でないキャラクターもかなり整理
されることになる」というものだ。この報道に対してネット
の書き込みでは、「第2作ではジャックも死んでいるし、す
ぐ生き返るのではないか」という意見もあったようだが、そ
れだと第5作も作られることになる。元々の情報では第3作
の後は前日譚をやるという話もあったものだが、その辺との
つながりがどうなるかも気になるところだ。

10月15日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る