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On the Production
by 井口健二
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■バタリアン5、日本心中、オープン・シーズン、ファースト・ディセント、Brothers of the Head、氷の微笑2、あるいは裏切りという名の犬
Bに問題が多発し、それを隠蔽するためBRIの刑事だった
ロワゾーが汚職で摘発された。
そのロワゾーは、服役中に家族も友も、警官の職や自尊心も
失ってしまったと言っているようだが、映画はその状況を丁
寧に追って行く。また、この作品は強盗事件の捜査中に殉職
した2人の刑事にも捧げられており、物語にはそれを思わせ
る人物も登場しているものだ。
正義漢と野心家の戦いというのはどんな社会にもあるものだ
ろうが、特に投獄などの権限を持つ警察では、一歩間違えば
大変なことにもなる。しかも、正義漢と言われている刑事の
方も、情報屋などの扱いでは多分に正義を逸脱していること
もある。そんな微妙かつ過激な物語が展開する。
ノアールと呼ばれた時代から、警察内部の闇の部分の物語は
フランス映画の定番の一つだが、本作はド派手な強盗団の襲
撃シーンに始まって猛烈な銃撃戦など、昔以上に過激な現実
が描かれているようにも感じた。もちろん全てが実話に基づ
くものではないだろうが。
出演は、レオ役に『隠された記憶』のダニエル・オートゥイ
ユと、ドニ役にジェラール・ドパルデュー。他にも現代フラ
ンス映画界を代表する俳優たちが登場する。また、『レイン
マン』などのヴァレリア・ゴリノや、先日『ファントマ』を
再見したばかりのミレーヌ・ドモンジョらが共演。
なお本作は、ロバート・デ=ニーロがアメリカ版のリメイク
権を取得しており、レオ役デ=ニーロ、ドニ役ジョージ・ク
ルーニー、脚色を『クラシス・オブ・アメリカ』のディーン
・シーガリス、監督を『チョコレート』『ネバーランド』の
マーク・フォスターで、来年にも製作の予定とのことだ。

10月10日(火)
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