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On the Production
by 井口健二
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■第120回
緯もある。従って、クルーズが演じたイーサン・ハントも、
一作戦のリーダーでしかない訳だから、それが交代すること
は全く問題ないものだ。
とは言え、クルーズが演じてきた役柄を引き継ぐには、そ
れなりのスターの格が必要な訳だが、その点でブラッド・ピ
ットなら申し分ないし、また、昨年公開された『Mr.&Mrs.
スミス』も好評価を得ており、さらに彼が主宰するプロダク
ションのプランBが、ワーナーからパラマウントに移籍した
こともあって、このシリーズの主演には持ってこいという感
じのようだ。
ただし、ピットを後釜に据えるにはそれなりのものを用意
する必要があるが、内部情報によると出演料には4000万ドル
以上を用意する準備がされているということだ。もしこれが
実現すると、当然ハリウッドスターでは史上最高額となるも
ので、その点でも注目を集めることになりそうだ。
* *
後は短いニュースをまとめておこう。
ジム・カヴィーゼルが、TWCで進められているSFアク
ション作品“Outlander”の主演をオファーされていること
が報告された。この作品は、ヴァイキングが活躍している時
代を背景に、事故で地球に不時着した異星人が、誤って護送
していた肉食のエイリアンを取り逃がし、ヴァイキングと協
力してそれを倒すというもの。発端だけを聞くと『ウルトラ
マン』に似ている感じもするが、まさか変身はしないだろう
し、舞台も中世ではかなり違う展開だろう。それにしても、
カヴィーゼルが演じるのは不時着した異星人なのかな。ダー
ク・バックマンとハワード・マッケインの脚本で、マッケイ
ンが監督する。他にはジャック・ヒューストンとソフィア・
マイルズらが共演。撮影は10月にニューファンドランドとノ
ヴァ・スコシアで開始される。
続報で、2月15日付第105回で紹介したロザリオ・ドース
ン原作のコミックス“O.C.T.: Occult Crimes Taskforce”
の映画化権がTWC傘下のディメンションと契約され、ドー
スンの主演で映画化が進められることになったようだ。物語
は、ニューヨーク市警の女性刑事が、父親の死の謎を追う内
に、大都会に潜む邪悪な勢力と対決して行くというもの。そ
してこの企画は、最初にスピーク・イージーという出版社で
コミックスの製作が進められ、ドースンの執筆した物語に、
トニー・シャスティーンが絵を付けてイメージコミックスか
ら6月に出版された。そのコミックスの映画化が行われるも
ので、映画化は、ドースンとシャスティーン、それにドース
ンと共にエピソードを執筆しているデイヴィッド・アッチス
ンが製作を担当して行うということだ。
因に、このコミックスの企画では、ジョニー・デップの原
作で“Caliber”と題された西部劇版アーサー王物語という
作品もあったはずだが、どうなったのだろうか。
最後に、『ドッグヴィル』のラース・フォン・トリアー監
督が、次回作に“Antichrist”というホラーを撮ると発表し
た。物語は、この世は神はでなく悪魔によって創造されたと
いう理論に基づくものだそうで、詳細は不明だが、監督の過
去の作品から考えると、かなり絶望的な厳しい内容になりそ
うだ。しかもホラーと宣言しているのも気になるところだ。
『マンダレイ』に続くアメリカ3部作の完結も楽しみだが、
このホラー作品にも期待したい。
10月01日(日)
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