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On the Production
by 井口健二
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■キング/罪の王、アタゴオルは猫の森、人生は奇跡の詩、シャギー・ドッグ、スキャナー・ダークリー、オーロラ、ライアンを探せ!
にちょっと驚かされてしまったものだ。
もっともこのような群舞のシーンは、動物をキャラクターに
したアニメーションでは定番のような気もするが、それにし
ても去年の今年ではちょっと間隔が近すぎるという感じもし
ないでもない。
という訳で、最初からかなり厳しい目で見られてしまいそう
な作品だが、実際に展開される物語は当然違うものだし、目
先だけで軽々しい批判はするべきではない。しかもこの作品
には、ちょっと驚かされる展開も用意されているのだ。
この映画で僕が何に一番驚いたかというと、ヌーが肉食獣に
なろうとしているというエピソードだ。彼らのリーダーは、
自分たちが草食だから肉食獣に狙われるのだと主張する。そ
してそのシンボルとして、ライオンを食おうと言うのだから
かなり過激だ。
こんな話を、ましてやディズニーのアニメーションで聞かさ
れようとは思ってもみなかった。それに『ファインディング
・ニモ』の父親は息子を見つけ出すだけで良かったが、本作
ではさらにそこにも捻りがある。この辺の話は父親である身
にはぐさりと来るところだ。
『マダガスカル』もいろいろ捻った物語だったが、本作はそ
れをギャグに落とさず、正面から真剣に考えようとしている
ところは、さすがディズニーとも言える。もちろんギャグも
それなりに挿入されるが、もっといろいろ考えさせてくれる
作品だ。
特に、皮肉屋のコアラのキャラクターは、人間でも実にあり
そうな感じで面白かった。
09月10日(日)
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