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On the Production
by 井口健二
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■奇跡の朝、ルイーズに訪れた恋は…、海と夕陽と…、バックダンサーズ、46億年の恋、サンクチュアリ、エリー・パーカー、16ブロック
ウィリスは製作も担当し、他に製作者には、アクション専門
のエメット/ファーラも名を連ねている。また、製作会社は
ミレニアム=ヌ・イメージスという、B級映画ファンには堪
えられない名前が並んでいる作品だ。
主人公はニューヨーク市警に勤務する初老の刑事。脚が少し
悪くて出世街道からは外れ、酒浸りで勤務中も飲んでしまう
ような、傍から観てもあまり善良とは言えない男だ。
そんな彼が夜勤明けで帰ろうとしたとき、一人の囚人を16ブ
ロック先の裁判所まで護送する任務が命令される。それは、
本来は別の刑事の仕事だったが、その刑事が渋滞に巻き込ま
れて署に現れず、彼は渋々その任務を引き受けるが…
数ブロック先で謎の男たちが囚人を襲ってくる。そこでは機
転を利かせ、近くの酒場に逃げ込んで応援を呼ぶ主人公だっ
たが、現れた元相棒の刑事からは意外な話を聞かされる。そ
してその任務が、警察組織を敵に回した超ハードなものであ
ることが判り始める。
主人公は、自分の担当地域を熟知しており、追いつめられる
度に抜道や隠れ家などを駆使して、追手を捲いて行く。しか
しそれも、目的地が近づと困難になって行くが…果たして主
人公は、裁判所での証言時間に間に合うように、囚人を送り
届けることができるか。
アクションと言っても、銃撃戦以外は、格闘技系の派手なも
のではない。しかし、主人公が手傷を負いながらも証人の囚
人を守り通そうとする姿には、男のロマンや哀愁のようなも
のも漂わせて、さすが監督主演のベテラン2人のタッグとい
う感じの作品だ。
なお、映画のメインテーマは、人生最悪の日を迎えた警官だ
が、サブテーマとして犯罪者の更正プログラムについて語ら
れる。犯罪者の激増するアメリカでは、刑務所での更正プロ
グラムというのは殆ど行われていないのが実情のようだ。そ
んなアメリカの現実も描いた作品ということだ。
08月10日(木)
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