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On the Production
by 井口健二
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■第114回
たということだ。怪我によるツアーのキャンセルなどで心配
させたキースだが、取り敢えず映画の小さな役をこなすくら
いには回復しているようだ。
お次は、まだあやふやな情報で、J・J・エイブラムス監
督が本当に決まってしまった“Star Trek XI”のカーク船長
役に、マット・デイモンのキャスティングがかなり真実味を
帯びてきたようだ。この情報も1カ月ぐらい前からウェブ上
で頻繁に流されていたものだが、今回は製作に近い筋のイン
サイダーから「監督もその気になっている」という情報が流
されたものだ。元々デイモンはやる気満々という説もあり、
トレッキーの間では賛否両論あるようだが、アカデミー賞脚
本賞受賞者で、『ボーン』シリーズでもヒットを続ける人気
スターの登場は、映画会社側にとっては大歓迎というとこと
だろうが、これは真になるのだろうか。
3本目は、ピアーズ・ブロスナンがジェームズ・ボンドに
復帰するかも知れないという噂が登場した。実はこの噂は、
またぞろという感じがしないでもないが、“Thunderball”
の権利を保有し、その権利を利用して1983年にショーン・コ
ネリー主演の“Never Say Never Again”を実現したケヴィ
ン・マクローリーが、その再々映画化を目論んでいるという
もので、その主演にブロスナンが起用されるということだ。
しかもこの噂が、“Casino Royale”の撮影現場で囁かれて
いるというから、噂だけと片づける訳にも行かないようだ。
実際、この権利に関するこの前の計画では、結局、裁判はソ
ニーの取り下げで終った訳で、権利自体の効力の判断はされ
ていない。一方、ブロスナンも一時期復帰をアピールしたこ
ともあったから、この可能性もないとは言えないようだ。
キャスティングの情報の最後は、昨年公開された“Batman
Begins”の最後で、続編への登場が予告されたジョーカー
に付いて、ロビン・ウィリアムスが出演を熱望していること
が明らかになった。これも映画サイトのインタヴューに答え
ているものだが、それによるとウィリアムスは、「神様、僕
はこの役をやりたいのです」とのことだ。前のシリーズでは
ジャック・ニコルスンが途轍もない存在感を発揮した役柄だ
が、監督のクリストファー・ノーランは新たなジョーカー像
を求めているとのことので、ウィリアムスはそれにも自信を
覗かせている。なおこの役には、すでにポール・ベタニーや
エイドリアン・ブロディの名前も噂されているようだ。しか
し、ウィリアムスとノーランは2002年の『インソムニア』で
も組んだことがあり、その線からも有力候補になりそうだ。
ただしノーランは、現在はこれもクリスチャン・ベイル主演
の“The Prestige”という作品を進めており、続編の準備に
掛るのはその後になる。因に、ウィリアムスは前のシリーズ
では1995年の“Batman Forever”でジム・キャリーが演じた
リドラーに一時噂されたことがあったものだ。
* *
最後に、前回報告した『カーズ』の記者会見での監督の発
言で、書き忘れたことを一つ補足しておく。実は映画では、
主人公の発する「カッチャウ」という台詞が、字幕では「勝
っちゃう」に読めて、やり過ぎの意訳のようで気になったも
のだ。しかし、これは演じたオーウェン・ウィルスンによる
稲妻の擬音なのだそうだ。主人公の名前がライトニングなの
で、彼にその擬音を頼んだところ、子供の頃に使っていたも
のを思い出し、それが採用になったとのこと。原語にも特に
意味はなく、意訳に見えるのは単なる偶然だったようだ。
07月01日(土)
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