ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■SPL、プリティ・ヘレン、ヒストリー・オブ・バイオレンス、沈黙の脱獄、シムソンズ、トム・ヤム・クン!、スカイ・ハイ
ーとジェットストリーム夫妻の間に生まれた一人息子だった
が、当然偉大な力があるものと期待された彼の超能力は、未
だに発揮されないでいた(これはよくあることらしい)。
このため彼はサイドキック組とされるが、そこには身体の液
化や小動物への変身、さらにただ身体が光るだけといった地
味な能力の持ち主たちが集まっていた。そして…
両親がスーパーヒーローのため最初は一目置かれていたり、
普通の家庭の出身でちょっと鼻っ柱の強い仲間の女子がいた
り、クラス別けや食堂でのいじめなど、まあ見事に『ハリー
・ポッター』を下敷きにしている。
でもパクリと言うには、そこからの展開はオリジナリティに
溢れているし、パロディとはまた違った面白さを追求してい
る作品だ。実際、次の『ハリー・ポッター』が待ち切れない
人には、その穴埋めになりそうな感じもする。
もちろんスーパーヒーローものということで、アメコミ映画
などのパロディも満載だが、ここでも自社の『Mr.インクレ
ディブル』を中心にしている辺りは、おふざけも抑制が利い
ているという感じで気持ちが良かった。
主演は、『ロード・オブ・ドッグタウン』などのマイクル・
アンガラノ。
また、ザ・コマンダー役をディズニー子役育ちのカート・ラ
ッセルが演じる他、意地悪な体育教師を『死霊のはらわた』
のブルース・キャンベル、校長を『ワンダー・ウーマン』の
リンダ・カーターという配役も、ファンにはニヤリという感
じだった。

02月13日(月)
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