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On the Production
by 井口健二
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■クローサー、アナコンダ2、コントロール、シャル・ウィ・ダンス?、さよならさよならハリウッド、オオカミの誘惑
1960年生まれのキム・テギュン監督がよくまとめている。監
督は脚本も手掛けているようだが、若さ溢れる作品をまとめ
上げた手腕は見事なものだ。それに、こちらも新人の少女役
イ・チョンアもよく頑張っていた。
日本でも若年女流作家が持て囃されて、昨年はその映画化を
1本見たが、日本の作品が何か物欲的で見ていて感情移入で
きるところがなく、乗れなかったのに対して、この韓国映画
には、見ていて懐かしさと言うか、心に響くものを感じた。
韓国映画に対しては、一時代前の日本映画の再現という言い
方がされ、確かにその一面もあるのだが、この作品に限って
は、単なる過去の映画の再現ではなく、現代の作品の中に、
日本映画が置き忘れてしまったものが見事に描かれている、
そんなようにも感じられた。
日本公開は3月19日からになるようだ。
02月14日(月)
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