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On the Production
by 井口健二
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■第47回
この作品では、最初にアシュトン・カッチャー、ジョアキ
ン・フェニックス、ブライス・ダラス・ハワードの主演が発
表されていたが、この内カッチャーは降板して、替りに上の
記事にも登場した今年のオスカー主演男優賞エイドリアン・
ブロディの出演が決まっている。
さらに以前に紹介したシゴウニー・ウィヴァーに続いて、
85年のオスカー受賞者のウィリアム・ハート。そして今度は
今年のトニー賞にノミネートされた舞台女優のジェイン・ア
トキンスンの出演が発表された。因に、彼女の役柄は、ハー
トの妻役だそうだ。
とまあ、19世紀を舞台に、森に棲む謎のクリーチャーとの
交流を描いた作品には、シャマランの人気もあって錚々たる
顔ぶれが揃う訳だが、実はここに来てちょっと心配なことが
持ち上がっている。というのも“The Woods”という全く同
じ題名の作品の撮影計画がユナイトから発表されたのだ。
こちらはデイヴィッド・ロスの脚本、ラッキー・マッキー
という監督の作品で、これにパトリシア・クラークスンとア
グネス・ブラックナーの主演が発表され、9月15日からモン
トリオールで撮影開始されているのだ。
内容は、親元を離れて森の奥に寄宿学校に入れられた少女
が、クラスメイトの失踪事件から、森に潜む謎の存在に気づ
くというサイコホラー作品。ところがこの映画の計画は、多
分シャマランの計画より先に発表されていたものなのだ。
実は、僕もシャマランの計画が発表されたときには多少気
になっていたのだが、その後の音沙汰がなかったし、まさか
この時期にぶつけてくるとは思わなかった。ということで、
このまま行くと、ユナイト作品に題名の優先権があるようだ
が、さてどうなりますか。
なお、ユナイト作品に主演のクラークスンは、ラース・フ
ォン・トリアー監督の新作“Dogville”に出演しており、マ
タブラックナーは、昨年公開されたサンドラ・ブロック主演
の『完全犯罪クラブ』に出演していたそうだ。
* *
最後は、続報をまとめて紹介しておこう。
まずは、前回紹介した“The Body Snatchers”のリメイク
計画で、監督に『ジーパーズ・クリーパーズ』のヴィクター
・サルヴァの起用が発表されている。なお、サルヴァは会見
の席で、「アベル・フェレイラの作品も、フィル・カウフマ
ンの作品も、もちろんオリジナルも大好きだ。一つのものか
らそれぞれの作家たちが、様々な視点でいろいろな作品を生
み出している。このやり方は素晴らしいと思う」と語ったと
いうことで、彼の視点の映画化がどうなるか楽しみだ。
第45回で紹介したクライヴ・カッスラー原作“Shara”の
映画化で、ヒロインにペネロペ・クルスが発表されている。
マシュー・マコノヒーが主人公のダーク・ピット、スティー
ヴ・ザーンがその相棒を演じるこの作品で、クルスが演じる
のは国連が派遣した医師団の科学者。北アフリカで発生した
謎の疫病を調査して、海洋汚染の危険をいち早く察知すると
いう役柄で、そのために命を狙われるというものだ。ブレッ
ク・アイスナーの監督で、今秋撮影が開始される。
09月15日(月)
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