ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■散歩する惑星、北京ヴァイオリン、二つの塔、クローサー、ロストイン、ノーグッド、レプリカントジョー、キャッチミー、ピノッキオ
行機が離陸して行くシーンもある。それだけでも楽しくなっ
てしまう作品だ。                   
47年生まれのスピルバーグが、48年生まれのアバグネイルを
描いている点もポイントだろう。それに、ディカプリオとハ
ンクスの徐々に心が通じあって行くという話も温まる。  
正直言って、スピルバーグの演出は以前から上手いと思った
ことはなく、今回もかなりあざといのだが、SFを含めてこ
の手のファンタスティックな作品ではそれが通用してしまう
ということだろう。                  
                           
『ピノッキオ』“Pinocchio”              
『ライフ・イズ・ビューティフル』のイタリア人俳優ロベル
ト・ベニーニが、同作以来の脚本、監督、主演をした作品。
元々はフェデリコ・フェリーニとベニーニで企画されていた
ものだが、ベニーニがフェリーニの遺志を継いだという形の
ようだ。                       
何を言われようと、これが原作の味ということなのだろう。
冒険というよりも、ピノッキオの子供の考え方による行動を
描いている訳で、なんて馬鹿なと思いつつも、結局そうなん
だろうなと納得してしまう。そんな感じの展開だった。  
ベニーニが演じるピノッキオは、本人も自分はジェペット爺
さんの年代と言っているが、さほど違和感もなく見事。これ
も子供の考え方による行動を描くという根本を忠実に守って
いるせいだろう。つまり、コッローディの原作の思想に忠実
ということだ。                    
出だしの丸太がジェペット爺さんの家にたどり着くまでの展
開がすごくて、この調子で続けられたら大変だと思ったが、
その後は過激なこともなく安心してみられる。      
原作の問題となる部分も上手にカットされていて、家族連れ
向けの作品と言えるだろう。              


02月02日(日)
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