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On the Production
by 井口健二
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■第3回+ロードオブザリング(特)、美女と野獣、快盗ブラックT、プリティプリンセス、ハリーポッター賢者、ぼくの神様、オーシャンズ11
ができるし、原作を読んでいなくてもちゃんと判るという実
に見事なバランスで作られている。
しかも原作にはなかったプロローグや、原作では会話に出て
くるだけのシーンが映像化されていたりで、原作の読者に対
するサーヴィスも満点というところ。この辺は映画の作り手
達のセンスが光っている。
ワイド画面で、ドルビーサラウンドEX、あるいはSDDS
8チャンネルの音響は、やはり映画館で観て欲しい作品だ。
なお、試写会は丸の内ピカデリーの1、2を同時に使って行
われたが、その間に設けられて入口を9・3/4入口と称し
ていた。良いアイデアなので、本番の公開でも、ぜひともシ
ネコン辺りでやって欲しいものだ。
『ぼくの神さま』“Edges of the Lord”
ハーレイ・ジョエル・オスメントが『A.I.』の前に主演し
た作品。
1942年、ナチス占領下のポーランド。ユダヤ人の教授を父に
持つ主人公の幼い少年は、ナチスの目を逃れるため、カソリ
ックの教えを叩き込まれてポーランド人の農夫の元に預けら
れる。農村地帯のそこには、一見平和でのどかの風景が拡が
っていた。
その場所で繰り広げられる子供同士の冒険や喧嘩、淡い恋。
しかしその上にも、戦争のナチスの影は着実に落ちていた。
そして少年の暮らす一家の弟がキリストになって世界を救う
と言い出し…。
ユダヤ人の少年が生き残るためには決して綺麗ごとだけでは
すまなかったという現実や、ポーランド人の住民同士の裏で
行われていたことなど、本当の意味での戦争の悲惨さが見事
に描かれていた。
『オーシャンズ11』“Ocean's Eleven”
シナトラ一家が揃った最初の作品と言われる60年の『オーシ
ャンと11人の仲間』を、ジョージ・クルーニー、ブラッド・
ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ、アンディ
・ガルシアのオールスターキャストでリメイクした作品。
ラス・ヴェガスのカジノの資金を盗み出すという展開は同じ
だが、その手口は最近のアクション映画の流れを受けてかな
りトリッキー。といっても『M:I2』ほどではないが。
オールスターキャストなので、それぞれに見せ場を作るなど
苦労はあったのだろうし、2月に行われた撮影は俳優ストを
控えてかなり厳しい状況だったようだが、そんな中で、出演
者が結構楽しんでやっているのが伝わってくるのが楽しい。
いろいろと遊びもあるようだが、何せアメリカでもまだ試写
は行われておらず、今回が世界初の外部向けの上映というこ
となので、プレス資料もほとんど無い。これから徐々に楽屋
落ちなどの情報も出てくることだろうし、そうなってからも
う一度見直したい。
それにしても、突然「ビンラディン」ネタが出てきたのには
驚いた。
11月18日(日)
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