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On the Production
by 井口健二
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■アラジン、荒野の誓い(ザ・ファブル、耳を腐らせる、カーライル、サマーフィーリング、誰ガ為のアルケミス、メランコリック、ヒョンジェ)
題名紹介『バースデー・ワンダーランド』に似てしまう部分
もあるが、それぞれの監督らしさが出ているのも面白い。声
優は水瀬いのり、逢坂良太、降幡愛。公開は6月14日より、
東京はTOHOシネマズ新宿他で全国ロードショウ。)

『メランコリック』
(2018年の東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門に
出品され、初監督の田中征爾が監督賞を受賞した作品。東大
を出たもののニートの若者が、ふとしたことから銭湯で働き
始めるが、そこで突拍子もない状況に追い込まれる。出演は
プロデューサーも務める皆川暢二と、アクションシーンの演
出も担当した磯崎義知。実は田中監督も含めた3人が同い年
で映画製作ユニット「One Goose」を結成、その第1弾作品
とのことだ。共演は2015年の園子温監督『リアル鬼ごっこ』
に出ていたという吉田芽吹。まあ常識では考えられないよう
なお話だが、それなりのリアリティを持って描かれており、
その点では少しファンタシーも感じるかな。因に本作では、
2018年4月22日題名紹介『カメラを止めるな』に続きイタリ
ア開催のウディネファーイースト映画祭にて新人監督作品賞
も受賞しており、期待が集まりそうだ。公開は8月、東京は
渋谷アップリンク他で全国順次ロードショウ。)

『ヒョンジェ〜釜山港の兄弟〜』“돌아와요 부산항애(愛)”
(韓国のテレビで人気を誇るソンフンの映画デビュー作で、
釜山港を抱える街を舞台に、双子でありながら1人は警官、
1人はマフィアの幹部になった兄弟の葛藤を描く。兄弟は幼
くして警官だった両親を亡くし施設で育つ。しかし兄は両親
の遺志を継ごうとするものの、弟は両親を亡くしたことへの
歪んだ気持ちが拭えなかった。そして2人は共に施設長の娘
へのほのかな恋心を抱いていたが…。やがて2人を離別させ
る決定的な出来事が起きる。こうしてマフィアになった弟は
資金源のカジノと骨董品の密輸を任されるまでになる。そん
な釜山の警察署にソウル警察から兄が派遣されてくる。ソン
フンが演じるのは弟の役で、兄役には2005年2月紹介『オオ
カミの誘惑』などのチョ・ハンソン。さらに2005年8月紹介
『ARAHAN』などのユン・ソイらが脇を固めている。脚本と監
督はパク・ヒジョン。公開は7月26日より、東京はシネマー
ト新宿他で全国順次ロードショウ。)
を観たが、全部は紹介できなかった。申し訳ない。

05月26日(日)
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