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On the Production
by 井口健二
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■岡本太郎の沖縄、歯まん(君がまた走り、母を亡くし、誰がための、500年の航海、記者たち、君から目が、女王陛下の、ギルティ、クリード2)
ベネチア国際映画祭で審査員グランプリと主演女優賞の2冠
を獲得した作品。18世紀初頭、アン女王治世のイングランド
王室を舞台に、フランスとの第2次百年戦争の戦時下で女王
に次ぐ実権を得ようとする女性たちの史実に基づく闘いが描
かれる。戦争が長引き財政が逼迫する中、女王の友人で軍総
司令官を夫に持つサラは女王の威光を借り、軍事費の拠出を
維持していた。そんな折、サラの従妹で没落した貴族の娘の
アビゲイルが参内を希望してくる。その願いを聞き入れたサ
ラだったが、やがてそれが女の闘いを引き起こす。出演は、
女優賞を受賞した2008年5月紹介『ホット・ファズ』などの
オリヴィア・コールマンと、2018年4月22日題名紹介『バト
ル・オブ・ザ・セクシーズ』などのエマ・ストーン、それに
2017年2月12日題名紹介『光をくれた人』などのレイチェル
・ワイズ。公開は2019年2月15日より全国ロードショウ。)
『THE GUILTY ギルティ』“Den skyldige”
(市民からの緊急通報を受信する指令室を舞台に、拉致誘拐
された女性を電話を通じて救出しようとする警官の姿を描い
た作品。主人公は捜査中の行為で裁判を控えた警察官。裁判
の終了までは現場を離れ、緊急通報指令室で市民からの電話
を受けている。そんな彼が裁判所への出頭の前日、勤務の終
りも間近に電話が架かる。それは走行中の車内から拉致され
たと告げるものだった。そこで直ちにパトカーの配備などが
始まるが、携帯電話の位置は基地局の場所までしか判らず、
もどかしさが募って行く。それでも様々な手で車を特定する
主人公だったが…。出演は、2011年3月紹介『光のほうへ』
などのヤコブ・セーダーグレン。同旨の作品では2013年10月
紹介のハル・ベリー主演『ザ・コール』などもあるが、本作
ではさらに捻りの利いた物語が展開される。2018年のサンダ
ンス映画祭で観客賞を受賞の作品だ。公開は2019年2月22日
より、東京は新宿武蔵野館他で全国ロードショウ。)
『クリード炎の宿敵』“Creed U”
(1977年『ロッキー』から連綿と続く物語が、2015年『クリ
ード』で新たな展開となった第2弾。そして本作では1985年
『ロッキー4』でチャンピオンと戦ったソ連からの刺客ドラ
ゴの息子がクリードに挑む。元々クリードはドラゴによって
命を絶たれたアポロの息子だから、これはもはや必然の対決
と言えるものだ。さらにその作品にはドラゴを演じたドルフ
・ラングレンから妻役のブリジット・ニールセンまでもが再
登場。またアメリカ側はマイケル・B・ジョーダン、シルベ
スター・スタローン、テッサ・トンプソンらが前作に続いて
出演している。監督には長編2作目のスティーヴン・ケイプ
ル Jr.が抜擢された。なおオリジナルでは、先にラスヴェガ
スでのアポロ対ドラゴの戦いがあり、その後にモスクワでロ
ッキー対ドラゴとなったものだが、本作では共に息子同士の
戦い。その成立にはちょっと仕掛けがあるのも面白く感じら
れた。公開は2019年1月11日より全国ロードショウ。)
を観たが、全部は紹介できなかった。申し訳ない。
12月16日(日)
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