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On the Production
by 井口健二
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■青の帰り道、INGRESS(栞、飢えたライオン、あの頃、エリック・クラプトン、クレイジー・R、恐怖の報酬、人魚の眠る家、ブレイン・G)
小説の映画化。水泳プールで溺れて脳死と推測される少女の
生存を巡って、医療機器メーカーの創業一族である家族が、
最新技術を駆使してその甦りに傾注する。SF映画ファンの
視線で観ると、これは東野版「フランケンシュタイン」なの
かなと思ってしまう。そんなオマージュ的な部分も感じてし
まう作品だ。出演は篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎。他に
川栄李奈、山口紗弥加、田中哲司、田中泯、松坂慶子らが脇
を固めている。脚本は2008年公開『映画 クロサギ』などの
篠崎絵里子、監督は、2016年11月20日題名紹介『RANMARU』
などの堤幸彦が担当した。脳波を直接読み取ってロボットの
手を操作するなど、正にSFとも言えるシーンも登場する作
品だが、後半には涙腺を決壊させる場面も設けられ、これぞ
エンターテインメントという作品だ。公開は11月16日より、
全国ロードショウ。)

『ブレイン・ゲーム』“Solace”
(アンソニー・ホプキンスとコリン・ファレルの共演で、予
知能力とも言える卓越した洞察力を持つ捜査官と犯罪者の対
決を描いた作品。被害者に苦痛を与えない特殊な殺し方の連
続殺人が発生し、全く痕跡を残さない殺人者の捜査に行き詰
ったFBIの捜査官が、予知能力があると噂される元同僚に
助けを求める。その元同僚は最初は非協力的だったが、ある
予感から捜査に参加する。しかし彼は犯人が自分以上の能力
を持つことに気付く。そして犯人の行動に特別な思いがある
ことも…。共演は2012年3月紹介『キリング・フィールズ』
などのジェフリー・ディーン・モーガンと、2018年1月紹介
『ジオストーム』などのアビー・コーニッシュ。監督はブラ
ジル出身で、2017年1月紹介『トゥー・ラビッツ』などのア
フォンソ・ポイヤート。予知のシーンの映像は以前にあった
気もするが、全体は緻密で優れた作品だ。公開は10月6日よ
り、東京は新宿武蔵野館他で全国順次ロードショウ。)
を観たが、全部は紹介できなかった。申し訳ない。
なお今週は、もう1本内覧試写を観ているが、公開情報等が
未確定なので、それが確定してからの掲載とする。

09月02日(日)
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