ID:47635
On the Production
by 井口健二
[459769hit]

■<TANIZAKI TRIBUTE>、スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット、野球部員、演劇の舞台に立つ!
ディションで選ばれた山口大幹。他にMEGUMI、飯島直子、リ
リー・フランキーらが脇を固めている。監督の以前の作品は
かなり過激なようで、本作は初めて人が死なない作品だそう
だ。とは言え本作の台詞はかなり過激だが、それがユーモア
として機能しているところは上手い。国宝もある神社がロケ
地というのもすごい作品だ。公開は2018年2月3日より、東
京は新宿武蔵野館他で全国ロードショウ。)
『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』“西遊記之大聖帰来”
(最近ではチャウ・シンチー監督作品や、ドニー・イェン主
演作品などもある中国の古典を3Dアニメーションで映像化
した作品。同じ題材のアニメーションでは手塚治虫の『悟空
の大冒険』や、近年では『ドラゴンボール』なども知られる
ものだが、アニメ=子供向けということではいろいろ工夫が
なされる。その方策として本作のように子供を語り手兼脇役
に据えるのは有りだと思うが、本作ではそれがあまり上手く
機能しているようには見えなかった。でもまあお子様向けと
いうことではこの程度でいいのかな。中国本国では2015年の
公開時に国産アニメーションでの歴代興行記録を打ち立てた
そうだ。日本公開は2018年1月13日より、東京は新宿ピカデ
リー他で全国ロードショウ。)
『サニー/32』
(2017年11月19日題名紹介『孤狼の血』の白石和彌監督が、
2013年『凶悪』の脚本家高橋泉と再び組んだ作品。因に本作
は、2人が2010年の監督デビュー以前に企画しできなかった
作品への再挑戦だそうだ。発端は13年前の女子小学生による
同級生殺害事件。ネットで犯人が特定され「かわい過ぎる殺
人者」と囃された事件だ。そして13年後、女性教師が拉致さ
れ、拉致犯は彼女をその殺人者だとするのだが…。事件はネ
ットを介して奇怪な様相を呈して行く。出演は先にNGT48
から卒業が発表された北原里英。他にピエール瀧、門脇麦、
リリー・フランキーら脇をが固めている。物語はネット配信
からドローンまで登場して正しく現代という感じのものだ。
公開は2018年2月17日より、全国ロードショウ。)
『生きる街』
(2015年8月紹介『木屋町DARUMA』などの榊英雄監督が夏木
マリを主演に招き、大震災から5年経った宮城県石巻を舞台
に描いた作品。主人公は津波で夫を失った女性。娘と息子が
いるが、娘はヴォランティアで来た男性と結婚して名古屋で
暮らし、息子も街に出たまま家に寄り付こうとしない。そし
て本人は、借り受けた高台の家で民宿を開いていた。共演は
佐津川愛美、堀井新太、イ・ジョンヒョン。他に岡野真也、
吉沢悠、升毅、原日出子らが脇を固めている。震災から6年
経って記憶は心の隅に追いやられている感もあるが、本作で
その現実が改めて胸に突き刺さってきた。韓国人を絡めた脚
本も巧みな作品になっている。公開は2018年3月3日より、
東京は新宿武蔵野館他で全国順次ロードショウ。)
『目撃者 闇の中の瞳』“目撃者”
(台湾製の心理サスペンス。主人公が購入した中古車はある
事故の被害に遭っていた。その事故に興味を持った主人公は
経緯の調査を始めるが、それは驚愕の事実を彼に突き付ける
ことになる。話の展開は確かに面白い。だが主人公の意図や
心情が判り難い。それでも物語的にありだと言われれば仕方
がないが、人間性を無視した展開は観ていて居心地が悪いも
のだ。もっともこのように人間性の欠如した連中が増えてい
るというメッセージなら、それもありではあるが…。出演は
共に新進のカイザー・チュアンとティファニー・シュ。他に
2010年11月紹介『モンガに散る』などのアリス・クーらが脇
を固めている。公開は2018年1月13日より、東京は新宿シネ
マカリテ他で全国順次ロードショウ。)
『パディントン2』“Paddington 2”
(2017年6月に亡くなったイギリスの作家マイクル・ボンド
原作による人気シリーズの映画化で、2014年本国公開作品の
続編。前作はペルーからイギリスにやってきた主人公が、ブ
ラウン家で暮らすまでを描いたものだったが。本作ではいよ

[5]続きを読む

12月10日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る