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On the Production
by 井口健二
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■ジェーン・ドウの解剖/アイム・ノット・シリアルキラー、パージ:大統領令、ラプチャー 破裂
ム建設のため測量に派遣された日本人青年もいて、2人は近
くの村で過ごすことになるが…。一応SF的なテーマではあ
るが、描かれるのは当時と現代の比較であって、そこにSF
的な視点は観られない。ただある種のノスタルジーと、そん
な半ば戦地でもある場所に赴いて活動した日本人がいたこと
に驚きも感じる作品になっている。2016年11月13日題名紹介
『バンコクナイツ』や12月25日題名紹介『逆行』などラオス
ロケの作品も観てきたが、その自然が魅力的だ。公開は6月
より、東京は有楽町スバル座他で全国順次ロードショウ。)
『カフェ・ソサエティ』“Cafe Society”
(ニューヨーク派の代表とされるウディ・アレン監督による
ハリウッドも舞台になる作品。背景は1930年代。主人公はニ
ューヨーク・ブロンクス生まれのユダヤ人青年。しかし地元
の暮らしが嫌になり、ハリウッドで成功している叔父の許に
やって来る。ところがそこで恋をして失恋した青年は東海岸
に舞い戻り、西海岸で得たノウハウを生かしたセレブの集う
カフェで成功するが…。出演はジェシー・アイゼンバーグ、
スティーヴ・カレル、クリスティン・スチュアート。アレン
のハリウッド嫌いは有名だったが、特に邪推するようなもの
もなく、ノスタルジーに溢れた映画を作り上げている。それ
は監督初期のユーモアにも満ちたもので、観ていて実に心地
よかった。公開は5月5日より、全国ロードショウ。)
『ジョン・ウィック:チャプター2』
               “John Wick: Chapter 2”
(2015年公開作品の続編。実は前作も試写を観たが、何と言
うか展開について行けず紹介を割愛してしまった。でもまあ
これがスタイルなのだし、これで観客が喜ぶならそれも価値
だ。お話は、前作では愛犬を殺されてロシアマフィアを壊滅
させた主人公が、今回は自宅を破壊され…。とにかく強烈な
復讐劇が繰り広げられる。そしてその舞台はヨーロッパ。共
演は2016年12月紹介『バイオハザード:ザ・ファイナル』な
どのルビー・ローズ、2014年3月紹介『サード・パーソン』
などのリッカルド・スカマルチョ。他にピーター・ストーメ
ア、ジョン・レグイザモ、イアン・マクシェーン、ローレン
ス・フィッシュバーン。さらにフランコ・ネロも登場する。
公開は7月7日より、全国ロードショウ。)
を観たが、全部は紹介できなかった。申し訳ない。

04月09日(日)
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