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On the Production
by 井口健二
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■第189回(Interstellar,OZ sq,Legends of Oz,Tunnels,Artemis,Godzilla,The Martian,Cinderella,Frankenstein,Resident Evil 6)
にも主演しており、女優業は多忙になっている。
 その中で、実は先にワーナーでギレルモ・デル・トロ監督
が進めたいた“Beauty and the Beast”の実写版にベル役で
出演も決まっていたのだが、この作品が会社側の都合で延期
になり、その間の時間を狙っての今回の“Cinderella”の計
画だった。しかしそれもキャンセルになったというものだ。
        *         *
 ハーマイオニーに続いてはハリー・ポッターで、昨年9月
紹介『ウーマン・イン・ブラック亡霊の館』では子持ちの役
にも挑戦したダニエル・ラドクリフが、クラシックホラーの
代表作とも言えるメアリー・シェリー原作“Frankenstein”
の映画化に出演することが発表された。
 因にこの原作は、『ウーマン・イン・ブラック』を製作し
たハマーフィルムの看板作品の一つだが、今回の計画は同社
ではなく20世紀フォックスで進められているものだ。しかも
ラドクリフが演じるのはフランケンシュタイン博士でも、博
士が創造する怪物でもなく、何と博士の助手のイゴールの役
だということだ。
 このイゴール(Igor or Ygor)というキャラクターは基本
的にはせむし男で、過去の作品では1939年の“Son of F”と
1942年の“The Ghost of F”ではベラ・ルゴシ、また1974年
の“Young Frankenstein”ではマーティ・フェルドマンらが
演じていたもの。博士の命じるままに墓を掘り起こして遺体
を盗んでくるという役柄だ。因に2008年には“Igor”と題さ
れた長編アニメーションも公開されている。
 という役柄にラドクリフが挑戦するものだが、作品は昨年
“Chronicle”というSF作品を手掛けているマックス・ラ
ンディスの脚本で、2006年11月紹介『ラッキーナンバー7』
などのポール・マクギガンが監督することになっている。
 ただしラドクリフには、先にロンドン・ウェストエンドで
の舞台公演が有り、本作の撮影はその舞台が終わる秋以降に
なるとのことだ。
        *         *
 最後に全米公開日の決定で、1月1日付の第184回で紹介
したウォシャウスキー姉弟監督の“Jupiter Ascending”を
2014年7月25日に公開することがワーナーから発表された。
 そう言えばウォシャウスキー姉弟は、1月24日に行われた
『クラウド・アトラス』の来日記者会見の席で、次回作には
日本人の俳優を出すと約束していたが、今のところこの作品
にそのような情報はないようで、どうなるのかな。
 もう1本、前々作から再びポール・W・S・アンダースン
が監督している『バイオハザード』シリーズの第6作には、
2014年9月12日の全米公開が発表された。こちらはシリーズ
2回目の3部作の完結となるものだが、アンダースン監督は
その前に歴史大作の“Pompeii”も準備中で、そんなに忙し
くて大丈夫かという心配もされているようだ。
 因に、“Resident Evil 6”はミラ・ジョヴォヴィッチの
主演で進められることも報告されていたようだ。

03月16日(土)
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