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On the Production
by 井口健二
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■第185回(VES/Oscar-nominee,GGwinner,POTC5,Jurassic Park 4,Transformers 4,Sin City,Police State,Godzilla)
が発表されている“Transformers 4”の相手役に、ジャック
・レイナーという子役の配役が発表された。
この作品ではマイクル・ベイ監督が4度目のメガホンを取
ることも発表されているが、そのベイ監督がこのアイルラン
ド出身の少年の起用を自身のブログに発表したとのことだ。
因にこの少年は、母国で“What Richard Did”という作品に
出演して注目を浴びたようだが、すでにドリームワークス製
作の“The Delivery Man”に出演してヴィンス・ヴォーンの
相手役も務めている。
一方、本作の脚本は2011年7月紹介『トランスフォーマー
/ダークサイド・ムーン』も手掛けたアーレン・クルガーが
続けて担当しているが、物語の背景は前作の4年後としてい
るものの、以前のキャラクターとの繋がりはなく、リブート
ではないが新たな物語の展開となるようだ。
全米公開は、2014年7月27日に予定されている。
* *
もう1本は、2005年7月紹介の前作以来、常にその動向が
注目されていたロベルト・ロドリゲス、フランク・ミラー共
同監督による『シン・シティ』の第2作が、今年10月4日の
全米公開を目指して製作が急ピッチになってきた。
この新作は“Sin City: A Dame to Kill For”と題されて
いるもので、ミラーが過去に発表した2つの物語に新たな物
語が付け加えられるとのことだ。そしてそのストーリーは、
前作でクライヴ・オーウェンが演じた私立探偵ドワイトの若
き日を描くもので、その配役に昨年5月紹介『MIB3』で
トミー・リー・ジョーンズの若き日を演じたジョッシュ・ブ
ローリンの出演が発表された。
さらにジョセフ・ゴードン=レヴェットと、テレビ“Law
& Order”などのクリストファー・メロニーが出演。また前
作に出演のミッキー・ルーニー、ジェシカ・アルバ、ロザリ
オ・ドースンらの再出演もあるそうだ。
なお撮影はすでにテキサス州オースティンのロドリゲスの
スタジオで開始されているが、撮影は前作同様、全編が合成
用のスクリーンの前で行われており、また本作では3Dでの
上映も予定されている。因にロドリゲスは、2003年9月紹介
『スパイキッズ3−D:ゲームオーバー』などで3D映画に
挑戦しており、その経験も踏まえた作品が期待できそうだ。
* *
お次は新規の話題で、1982年の『ブレード・ランナー』や
1984年『デューン/砂の惑星』などで鮮烈な印象を残した女
優ショーン・ヤングが、SF映画の新作に出演している。
題名は“Police State”で、お話はアメリカ全土で展開さ
れる爆弾テロを背景としたものということだが、一応紹介の
記事ではsci-fi thrillerとされていた。これだけの情報で
は一体どんな作品か全く見当もつかないが、共演にはテレビ
“Smash”に出演のニール・ブレッドソー、“Gossip Girl”
に出演のアリス・キャラハンといった顔ぶれが並んでいるよ
うだ。脚本と監督は、2007年“Serial”という作品で映画祭
の審査員賞などを受賞しているケヴィン・アルフエ。
なお製作はヴァルドーという会社だが、この会社では最近
アルカナというコミックスの出版社と組んで“Head Smash”
というSFグラフィックノヴェルの映画化も進めているよう
だ。これは新たなジャンル映画プロダクションの誕生になる
のかな。
そしてこれらの作品が、来年の「渋谷ミッドナイト・マッ
ドネス」や「未体験ゾーンの映画たち」のような企画を賑わ
すことになるのだろうか。期待して待ちたいものだ。
* *
最後はちょっとバタバタしているニュースで、ワーナーが
2014年5月16日の全米公開を目指して、3月からの撮影を予
定している“Godzilla”の脚本に、ここへ来てフランク・ダ
ラボンの参加が発表された。
しかも製作会社のレジェンダリーからは、ワーナーに本拠
を置くダン・リン、ロイ・リーの2人のプロデューサーの解
任が発表され、当面の製作はプロデューサー不在で行われる
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01月16日(水)
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