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On the Production
by 井口健二
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■エンディングノート、デビル、カンフー・パンダ2、朱花の月、ナッシュビル、グリーン・ランタン、ワイルド・スピード5+訃報
『グリーン・ランタン』“Green Lantern”
本ページでは2009年2月15日付第177回などで紹介したDC
コミックスの映画化。その製作までの経緯については2007年
11月1日付第146回でも紹介しているが、期待の映画化がよ
うやく完成したものだ。
物語は、軍需産業で働くテストパイロットが主人公。彼には
科学技術面をバックアップしてくれる親友や、パイロット仲
間で会社トップの令嬢でもある恋人もいて、まずは順風満帆
の人生だが、彼には最後の決断が出来ない弱さもあった。
そんな主人公が、テスト飛行中のやり過ぎでトラブルを起こ
した晩、彼は突然緑色に光る球体に拉致され、とある浜辺に
連れて行かれる。そこには瀕死の異星人がおり、その異星人
は彼が指輪に選ばれたとして、緑色の石の付いたその指輪と
緑のランタンを彼に託す。
そして主人公が指輪を填め、緑のランタンに翳してみると…
彼の身体は宇宙を飛び、とある星に導かれる。そこは宇宙の
平和を守るガーディアン=グリーン・ランタンたちの訓練の
場所だった。こうして主人公には、宇宙と地球の平和を守る
任務を与えられるが。
まあ『スーパーマン』『バットマン』と同様のDCスーパー
ヒーローの誕生で、ただ緑色のマスクとコスチュームは多少
ダサイ感じだが、そこは映画の中でも指摘されているから、
原作のあるものでは仕方がないだろう。
それに本作では、主人公の授かる超能力が映像的にもちょっ
と面白くて、これは映画的なスーパーヒーローとも言えそう
だ。
出演は、スーパーヒーロー役には2009年8月紹介『あなたは
私の婿になる』などのライアン・レイノルズ、その恋人役に
2005年9月紹介『旅するジーンズと16歳の夏』などのブレイ
ク・ライブリー、さらに2004年8月紹介『ニュースの天才』
などのピーター・サースガード。
他に2010年『ロビン・フッド』などのマーク・ストロング、
1999年『ミュージック・オブ・ハート』などのアンジェラ・
バセット、1994年『CODE46』などのティム・ロビンス。また
ジェフリー・ラッシュ、マイクル・クラーク・ダンカンらが
声優を務めている。
監督は、前回紹介『復讐捜査線』などのマーティン・キャン
ベルが担当した。

『ワイルド・スピード/メガ・マックス』“Fast Five”
2009年7月に前作を紹介したヴィン・ディーゼル、ポール・
ウォーカー主演によるカーアクション・シリーズ第5弾。
前作ではいろいろなことがあって、遂に××となってしまっ
た主人公ドミニクだったが、本作の巻頭でその状況はあっさ
りと解消される。しかしアメリカには居られなくなった彼ら
は海外に逃亡。正しく逃亡者となってブラジルのリオ・デ・
ジャネイロに現れる。
そしてスラム街ファヴェーラに身を隠したドミニクの妹ミオ
と元捜査官ブライアンは、生活費稼ぎに列車から高級乗用車
を強奪する計画に参加、そこにドミニクも現れる。ところが
計画は最後に裏切りに遭い、それでも1台を確保したドミニ
クらはその車に隠された秘密を発見する。
そしてその秘密を手に、リオの裏社会を牛耳る黒幕への挑戦
を開始するドミニクたちだったが、その黒幕はリオの警察も
ほとんど手中に収めていた。しかもリオには、FBIが派遣
した超剛腕の捜査官も到着、ドミニクらを追い始める。
こうしてドミニクたちと、リオの黒幕+警察、それにFBI
捜査官チームの三つ巴の闘争が始まる。果たしてドミニクら
は黒幕への挑戦に勝利することが出来るか…それは奇想天外
な作戦の始まりだった。
前作では第1作の主役4人が見事に勢揃いしたが、本作では
さらに第2作の登場メムバーや第1作の脇役、第3作以降の
メムバーも加わって、正しくシリーズのドリームチームが形
成される。
その顔ぶれは、第1作と第4作のジョーダナ・ブリュースタ
ー、第2作に登場のタイリース・ギブスン、クリス・ブリッ
ジス、第3作から参加のサン・カン、第4作からのガル・ギ
ャドット、ドン・オマール、テゴ・カルデロン、さらに第1
作以来のマット・シュルツ。

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07月03日(日)
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