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On the Production
by 井口健二
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■ザ・ライト、キラー・インサイド・ミー、ミスター・ノーバディ、素晴らしい一日、ミス・ギャングスター、高校デビュー+製作ニュース
が、服装なども何処かセンスのずれる彼女に声を掛けてくれ
る男子は皆無だった。
そこで彼女は、偶然知り合ったモテ男の男子に、彼には恋愛
感情を抱かないことを条件として、モテ女になるためのコー
チを依頼することに。これにモテ男の妹や仲間の男子などが
加わって、彼女の恋愛指南が始まるが…
主演は、昨年5月紹介『君が踊る夏』などの溝端淳平と本作
が映画デビューの大野いと。
共演は、2009年『仮面ライダーW』の菅田将暉、2008年『炎
神戦隊ゴーオンジャー』の逢沢りな、2009年ミスター慶應グ
ランプリの古川雄輝、AKB48の宮澤佐江。他に、塚地武
雅、温水洋一らが登場する。
監督は2008年8月紹介『ハンサム★スーツ』の英勉、脚本は
2009年8月紹介『大洗にも星はふるなり』では監督も務めた
福田雄一。どちらも日本映画のコメディでは及第点を付けた
2人が初顔合せしている。
案内状に舞台挨拶付きと記載された試写を観に行ったが、一
般観客も招待された会場は、溝端、菅田、宮澤らのファンで
ぎっしり、挨拶中は彼らの一挙手一投足ごとに大歓声という
感じだった。
そんな中では、舞台挨拶もデビューという大野の初々しさが
一際目立ったが、それが本編の中では見事な弾け振りに唖然
呆然。この落差は『グリーン・デスティニー』の舞台挨拶で
観たチャン・ツィイー以来かと思わせるものがあった。
それが女優の特性かとも思えるが、そんな大野を和ませよう
とする溝端らの気遣いや、何より会場を埋めた女性ファンた
ちの暖かさにも心地よさを感じさせてくれた完成披露試写会
だった。
なお、本作の4月1日の公開に先立つ3月4日からは、同じ
スタッフ・キャストによる「デビュー直前集中講座」と称す
るスピンオフドラマも、携帯向けのLISMOチャンネルで配信
されるようだ。
        *         *
 今回は少しスペースがあるので、製作ニュースも少し詳細
に。まずは、2012年12月公開が予定されている“Superman”
の製作が公式に発表された。
 この計画に関しては、2010年10月17日付で監督にザック・
スナイダーの起用が決ったことを報告したが、今回はさらに
来年クリスマスの公開が確定したことと、主人公にイギリス
人俳優ヘンリー・ケイヴィルの配役が発表された。因にこの
俳優は、Showtimeで放送された“The Tudors”というシリー
ズではヘンリー8世の異母兄弟役として注目されている他、
今年11月11日に全米公開されるターセム・シン監督の3Dギ
リシャ神話アクション“Immortals”にはトップネームで出
演している。なおこの作品には、ジョン・ハートやミッキー
・ロークも共演しているようだ。
 そしてさらに、本作で女性の主人公の登場が発表され、そ
の配役に、昨年パラマウントから公開の“She's Out of My
League”で注目されたアリス・イヴ、『ナショナル・トレジ
ャー』シリーズなどのダイアン・クルガー、2009年11月紹介
『サロゲート』などのロザムンド・パイクらの候補者が報告
されている。ただしこの役柄はロイス・レーンではないとの
ことだ。
 この中から誰の起用が発表されるかも興味津々だが、デイ
ヴィッド・ゴイヤーの脚本の許、クリストファー・ノーラン
が製作を務めるこの作品で、一体どのような新展開が生まれ
るのか、その点が一番興味を引くところだ。撮影は今年夏に
開始の予定とされている。
        *         *
 お次は、昨年11月7日付でも報告したジョニー・デップ製
作・主演、ティム・バートン監督による“Dark Shadows”に
関して、2006年11月紹介『カジノ・ロワイヤル』でボンドの
相手役を務めたエヴァ・グリーンの出演が交渉されているよ
うだ。
 この作品には先にジャッキー・アール・ヘイリーと新人の
ベラ・ハートコートの出演も発表されているが、今回グリー
ンが交渉されている役柄は女性の主役とのことで、デップ扮
するバーナバス・コリンズにも匹敵する役柄のようだ。因に
ハートコートに関しては、コリンズの恋人でウェイトレスの

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02月13日(日)
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