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On the Production
by 井口健二
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■心中天使、洋菓子店コアンドル、英国王のスピーチ、コリン LOVE OF THE DEAD+ベスト10
絵巻にこれも感動したものだ。
 SF/ファンタシー映画
1 インセプション(2010年7月紹介)
2 月に囚われた男(2010年1月紹介)
3 トイ・ストーリー3(2010年5月紹介)
4 第9地区(2010年3月紹介)
5 ゾンビランド(2010年5月紹介)
6 デイブレイカー(2010年9月紹介)
7 サロゲート(2009年11月、12月紹介)
8 アワ・ブリーフ・エタニティ(2010年8月紹介)
9 ウルトラマンゼロ(2010年12月紹介)
10 ちょんまげぷりん(2010年6月紹介)
 1位の作品は、視覚的にも物語でも間違いなくSF映画史
に残る作品と思える。万人に受ける作品でもあったし、特に
エンドクレジットに掛かってからの展開が見事だった。それ
に対して2位はコアなSFファン向けと言える作品で、この
2作の順位は逆でも良いくらいのものだ。
 3位はSF/ファンタシー以外の部分の良さが際立つ作品
だったが、10年ぶりの3部作の結論がまさに完璧に締め括ら
れたことにも感激した。それにしても1995年に初めてのフル
CGIアニメーションとして登場した第1作を観た時には、
ここまでの発展は考えてもいなかった。
 4位はテーマの面白さや製作の経緯などにも興味を引かれ
た。なお昨年は、本作の他にも『9』(2010年2月紹介)と
『NINE』(2010年1月紹介)という題名の作品もあって、特
に後の2作品は紛らわしかったが、いずれもそれぞれに興味
の湧く作品だった。
 5位のゾンビ映画に関しては、ジョージ・A・ロメロ監督
の『サバイバル・オブ・ザ・デッド』(2010年4月紹介)も
公開されたが、今回はコメディ版の方を選択した。上記の映
画紹介に書いた来年公開の作品もあって、ゾンビ映画の可能
性もますます広がりそうだ。
 6位のヴァンパイア映画に関しても、『エクリプス/トワ
イライト』(2010年9月紹介)なども公開されて、こちらも
ブーム化しているが、本作ではその中でも最も本来のシチュ
エーションが活かされており、さらにSF映画としても評価
できる作品だった。
 7位はSF/ファンタシーと視覚効果がうまくマッチング
していた作品と言えるものだ。同様の作品では、『Gフォー
ス』(2009年12月紹介)『アリス・イン・ワンダーランド』
(2010年3月紹介)『アデル』(2010年4月紹介)などもあ
ったが、SFと言う観点でこの作品を挙げておきたい。
 8位〜10位はいずれも日本の作品。一昨年は過半数の6本
を占めたから、それに比べると多少寂しい感じはするが、そ
れなりに頑張ってはいてくれるようで嬉しいものだ。なお、
超大作の方は試写状を貰っていないので選考の対象外となっ
ている。
 因に、2010年の試写会で観た作品は、映画祭関連を含めて
360本、DVDのサンプルで観た作品が10本の計370本。試写
状を貰ったのに時間の都合などで観られなかったのは昨年も
2本でした。
 今年もこんな調子でやっていきますので、何卒よろしくお
願いします。

01月02日(日)
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