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On the Production
by 井口健二
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■第183回
・バイオレンス』のジョッシュ・オルスンが脚本を執筆して
いる“Oz”と題された作品も進められているとのことだ。
 しかし今回の計画では、その後にL・フランク・バウムの
原作に基づくシリーズ化も考慮されているとのことで、勢い
その第1作には慎重にならざるを得ないという側面がある。
従って一体どちらの計画がゴーサインとなるか、状況はなか
なか難しい局面のようだ。
 その一方で『オズ』関連の作品では、日本でも上演された
ミュージカル版の“Wicked”を映画化する計画もユニヴァー
サルで進められているし、さらにPCゲーム版の“American
McGee's Oz”の映画化権もジェリー・ブラッカイマーが持っ
ているはずで、これらのタイミングが揃ったらなかなか面白
い展開にもなりそうだ。
        *         *
 最後に、昨年11月8日付で紹介した“Men in Black 3”の
計画に関して、『トロピック・サンダー』などのイーサン・
コーエンが進めている脚本のお話が少しだけ聞こえてきた。
 それによると、第3作の物語は、ウィル・スミスが扮した
エージェントJが時間を遡って、トミー・リー・ジョーンズ
が扮したエージェントKの若い頃とチームを組むという展開
になっているようだ。そしてその若い頃の配役には、『ノー
・カントリー』などのジョッシュ・ブローリンが立候補して
いるという情報も報告されている。
 さらに新登場のキャラクターの配役として『スウィニー・
トッド』などのサシャ・バロン・コーエンと、“The Flight
of the Conchords”というテレビシリーズで、製作、脚本、
主演から音楽まで担当したジェマイン・クレメントの出演が
期待されているという情報もあり、その一方でヤズという役
柄に出演者(不詳)が契約したという情報もあるようだ。
 つまり、製作準備は着々と進んでいる感じだが、果たして
ウィル・スミスは再登場するのか、またトミー・リー・ジョ
ーンズのカメオ出演はあるのか、さらにコーエンとクレメン
トは本当に出演するのか、そして肝心の監督は誰になるのか
など、今は公式の製作発表が待たれるところだ。

03月15日(月)
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