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On the Production
by 井口健二
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■ハート・ロッカー、隣の家の少女+製作ニュース
で高評価を得ている人物なら、その手腕には期待したいとこ
ろだ。なおデータベースで検索すると、本作は2010年公開の
作品としてチェックされるようだが、現時点で脚本家が決ま
った程度ではそれは無理そうだ。
* *
最後にもう1本ワーナーの情報で、今年11月と来年7月に
公開される『ハリー・ポッターと死の秘宝』の上映が、3D
で行われる可能性が出てきた。
『ハリー・ポッター』シリーズでは、過去にもその一部を
Imax-3D化して公開するという噂があったが、今回は本格的
に全編を3D変換をして一般興行に出す考えがあるようだ。
ただしこれには、今年3月に全米公開される“Clash of the
Titans”で先に同じ試みが行われ、その結果を踏まえて実施
の可否を決めるという但し書きが付いているが、昨年末から
の『アバター』の大成功を見れば、やらない法はないだろう
というのが一般的な観測のようだ。
とは言えワーナーには、2004年の『ポーラー・エクスプレ
ス』で3Dに先鞭を付けたという自負があるようで、自社作
品の3D化が他社の成功に便乗したとは言いたくないところ
なのだろう。何はともあれ“Clash of the Titans”の3D
化がそれなりの成績を収めれば、ホグワーツ魔法学校が3D
で観られることになる。その他にハリーたちが繰り出す魔法
も、3Dなら一層の迫力になりそうだ。
そして『ハリー・ポッター』が成功すれば、まさに本格的
な3D時代の到来となりそうだが、こうして考えてみると、
ソニーが『2012』で3D化を試みなかったのは本当に惜
しまれるところで、ソニー・イメージワークスには『Gフォ
ース』の3D化を手掛けたチームもあって、自社内での変換
も可能であったはずなのにと思うと、今更ながら残念に思え
るところだ。
なお、次回はいよいよ発表されるアカデミー賞のノミネー
ションについて書く予定です。
02月01日(月)
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